妹・紗来は大活躍、激似選手も登場!本田真凜の影が薄くなった

 フィギュアスケートの本田真凜がピンチに直面しているという。

 先月、オランダ・ハーグで行われた「チャレンジカップ」のアドバンスド・ノービス女子で、下の妹、紗来が優勝。初の国際大会Vを圧勝で手にした。北京五輪出場を狙う真凜も負けてはいられない。アメリカに拠点を移しラファエル・アルトゥニアンコーチの指導を受けているが、紀平梨花、坂本花織、宮原知子、三原舞依、樋口新葉らとの代表争いは熾烈を極めること必至だ。
 
 また、世界の新星の躍進も著しい。4回転コンビのトルソワとシェルバコワを擁するロシア勢のほか、アジアで注目されているのは韓国のイム・ウンスだ。18-19年シーズンのGPシリーズ第5戦で銅メダルを獲得した16歳で、「日本の紀平梨花のライバルになりそう」(体協詰め記者)と実力は折り紙付きだ。

 そんなイムの“最大の武器”は容姿。手足が長く、スラリとした体形をしている。韓国はキム・ヨナ以来となる女子選手の表彰台に盛り上がっていたが、日本のフィギュア観戦者は「本田真凜に似ている」との印象を持ったそうだ。

「本田はジュニア、ノービスのクラスでは国際大会で何度も優勝し、将来を嘱望されていました。シニア入りしてからは周囲の期待の大きさに潰れそうになり、その不振が今日まで続いています。浅田真央の後継者としていまや紀平が認知されつつありますが、周囲がまだ期待しているのは、本田が浅田のようにスラリとした体形をしているからです。フィギュアスケートの採点には姿の美しさも影響しますからね」(同前)

 本田は「容姿」を武器にできる数少ない日本人選手と言えそうだが、“ソックリさん”の登場により、国際舞台においてはそれが際立つことはなくなった。本田のスランプがこれ以上長引けば、「本田真凜に似ている」ではなく、「本田がイム・ウンスに似ている」と言われそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

スポーツ