「近い将来必ずバトンタッチがきます」青学・原晋監督の進退発言で気になる「超高収入」のセカンドキャリア

 周知のように、今年の箱根駅伝は青山学院大が2年連続8回目の総合優勝を飾った。総合大会新記録(10時間41分19秒)も樹立する「完勝」に、原晋監督が「チーム青山の勝利です」と胸を張れば、田中悠登主将(4年)も「(レースを走った10人だけではなく)部員62人全員で勝ち取った優勝です」と続けた。

 ところが、レース後に原監督が発した言葉に関係者は驚いたという。今年3月に58歳になる原監督は、「普通で言えば定年。近い将来必ずバトンタッチがきます」と自身の進退について初めて明かしたのである。

 もっとも、箱根駅伝から引退したとしても、コメンテーターなどテレビ等の出演依頼は引きも切らず、セカンドキャリアに向けては順風満帆な状況だ。もちろん、収入に関しても盤石なようで、

「箱根駅伝の監督は大学職員という形での契約がほとんどですが、原監督は19年から地球社会共生学部・地球社会共生学科の教授です。年収は1000万円もらえれば破格と言われますが、原監督は超のつくVIP待遇のはずです」(夕刊紙記者)

 確かに原監督のフトコロ具合は潤沢なようで、優勝の「ご褒美」として、4年生の選手とマネージャーら12人に卒業旅行をプレゼントすると語っている。また、他の収入についても、かつてテレビ番組で、「講演の依頼は年間1000件を超える」と発言していた。

「講演料は1回200万円以上とも言われています。下手な政治家より金額が上ですよ」(前出・記者)

 さらに、昨年5月には破綻したクレディ・スイスが発行していた「AT1債」に投資していたことも話題となった。この時は、「サラリーマンの平均年収の数倍の損失」だったと明かしたものだ。

 すでに「名将」の称号は揺るぎない原監督。本人の言うとおり「定年」を迎えるのであれば、どんなジャンルで再び名を残すのか、そして、その際の「収入」もまた、大いに気になるのである。

(小田龍司)

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