プロ野球はオールスター戦も終わり、7月26日から後半戦が始まる。セ・リーグでは阪神が2位DeNAに9.5ゲーム差をつけ、首位を独走中。そんな中、25日放送の読売テレビ「す・またん!」では、阪神の岡田彰布オーナー付顧問が鳥谷敬氏と対談し、DeNAに加入した元阪神の藤浪晋太郎投手について語っていた。
これから阪神を追いかけてくるチームがあるとすれば、「DeNAしかないやん」という岡田顧問。鳥谷氏が「藤浪がDeNAに入りましたけど、そこらへんどうですか?」と聞くと、「(後半戦)最初DeNAやもんな。オールスター明けな。甲子園やしな。(投げてきたら)面白いよな。あまり見てないけど、どうなんやろうな。俺のほうが聞きたいよ、藤浪って」と回答。
鳥谷氏が「球はすごいですよ」と言うと、「球はすごいのはわかるけど、じゃあ、なんであんなに打たれるの?」と逆質問。鳥谷氏が「ストライクが入らなくなったら、ストライクが入るボールしか投げなくなるんで。そしたらスライダーばっかりになるんで」と分析すると、「スライダー(を投げる)いうのは、やっぱり真っ直ぐが抜けるからやろな。何で抜けるんやろな…」と不思議がっていた。
藤浪は26日のイースタンリーグ・ロッテ戦で先発することが決定しており、オールスター明けいきなりの1軍登板はなくなったが、順調に仕上がればいつかは阪神打線との対戦の日がくる。果たしてその時は、岡田顧問と鳥谷氏の分析する“ノーコンからの痛打”は克服できているのか。見ものだ。
(鈴木十朗)