C・ロナウド争奪戦 浦和が“レンタル移籍”で参戦する可能性は

 2月の誕生日で40歳を迎えるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの争奪戦が始まる。所属するサウジアラビアリーグのアル・ナスルとの契約が6月で満了となることから、他クラブとの交渉が1月から解禁された。

「アル・ナスルがロナウドに払っていた年俸は2億ユーロ(約325億円)を超えると言われています。金銭面の条件で太刀打ちできるのは、2023年にメッシを年俸30億円で獲得した米国メジャーリーグ。資金的に余裕のあるクラブが多いですからね。米国で今年6月に全6カ国32クラブが出場するクラブW杯が開催されることも大きい」(夕刊紙記者)

 300億と30億ではあまりにも差があるが、サッカーの世界では“レンタル移籍”があるのがポイント。ロナウドに商業的価値があると十分に見なされれば、無い話ではない。そんな中、日本のJ1クラブが獲得に参戦する話も浮上している。

「候補の一つとして伝えられているのが、クラブW杯に出場する浦和。ただ、浦和は2023年の総売り上げが2年連続Jリーグナンバー1とはいえ、100億円を突破しているだけで、ロナウドの年俸は払えない。W杯限定のレンタル移籍となればハードルは下がりそうですが、150億円と予想されるクラブW杯の優勝賞金を充てても難しい。いずれにせよ、J1クラブがオファーに動いたという話の情報源はロナウドのファンアカウントですから、可能性は低い」(サッカー専門誌記者)

 そもそも、ロナウドがサウジリーグに移籍したのはサウジアラビアでのW杯招致活動の一環もあり、国策としての獲得。そんなサウジマネーに一クラブが敵うはずもなく、いかに付加価値をつけるかがカギを握りそうだ。

(小田龍司)

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