「5月に長野」巨人カレンダーに象徴される原独断トレードが再び!

 好調な滑り出しを見せた原巨人が“第2ロケット”として温めているのが交流戦での打線強化だ。

 セ・リーグ各球団は交流戦を苦手としてきたが、原辰徳監督はパ・リーグの指名打者制を待ち望んでいるという。つまり、パ球団主催ゲームでベテランの阿部慎之助を指名打者で使えるというわけだ。

 この“阿部スタメン固定”を第2ロケットにして、苦手の交流戦を乗り切るつもりのようだが、一方で懸念もあるという。

「原監督はGM制を撤廃させ、チームの編成権はすべて原監督の掌中にある。このままチームの好調が続けば、ますます原監督の独裁色が強まっていきそうです」(球界関係者)

 水面下で囁かれているのが、シーズン途中での救援タイプの投手補強である。それは外国人ではなく、国内トレードになりそうだ。

「今季の巨人は外国人選手が活躍しています。野手のゲレーロ、ビヤヌエバ、投手のメルセデス、クック。今後、実績十分のマシソンも復帰してくるので外国人枠でのハイレベルな競争になりそう。その状態で救援投手を補強するとしたら、国内トレードしかありません」(スポーツ紙記者)

 気になるのは、交換要員だ。一部報道によれば、澤村拓一の名前もあがっている。あり得ない話ではない。というのも、原監督は18−19年オフのFA補強で、「他球団のドラフト指名はお断り」と、ジャイアンツ愛を貫いた内海、長野の2人をプロテクト名簿から外し、喪失に至っている。そのため、「次は澤村か、捕手の小林の番」との見方が強まっており、采配が的中している今の勢いのまま、一気に大型トレードがまとめられてしまうかもしれない。

「内海、長野の名簿漏れは現場の独断と見ていいでしょう。系列スポーツ新聞が販売した今年のジャイアンツカレンダーの1月は内海、5月は長野ですからね」(同前)

 5月、長野の巨人ユニフォーム姿を見せられたファンが、また原監督の独断に驚かされることになりそうだ。

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