巨人・阿部新体制でも残る「原氏の影響力」 初仕事のドラフト会議も…

 巨人・原辰徳監督の辞任の内幕に「新説」が飛び交っている。

「原辞任、阿部ヘッドの監督昇格」が明らかになったのは10月3日深夜。去る9月29日のオーナー会議後、山口寿一オーナーが「来季のことは真剣に考えないといけないと思っています」と原監督の去就について“意味深な物言い”をし、その通りとなったわけだが、

「山口オーナーがあそこまで言わなければ、騒ぎにはなりませんでした。意図しての発言だったと見るべき」(ベテラン記者)

 原監督は球宴休み中の7月21日、山口オーナーに前半戦の報告をしている。その際、「いいところ、足りないところも含めていい話ができた」とオーナーとのやり取りを明かしていた。だが、

「この席上で、ペナントレースの結果に関係なく、阿部ヘッドへの禅譲が決まった」

 と語る関係者もいた。

「昨年、Bクラスになった時点で原監督から引責の言葉が出たものの、ただし、阿部ヘッドに託す準備が不十分ということで、もう1年やってもらうとなったようです。今季から入閣したコーチも阿部政権の参謀を予定して招致しています」(前出・関係者)

 その通りだとすれば、原監督は指揮官を退任した後も強い影響力をチームに残すことになる。また、コーチ人事のほとんどを阿部新監督が継承するそうだ。

「今季途中、原監督はいくつかの臨時補強も行いました。同時に今オフから先の補強プランにも意見しています」(前出・関係者)

 原監督はフロント入りするのではないだろうか。阿部新監督の初仕事はドラフト会議となりそうだが、原体制で選ばれた候補者を指名するだけのようだ。

「優勝しての禅譲ならともかく、Bクラス低迷での監督交代なので、現場に意見することは少ないと思いますが」(前出・ベテラン記者)

 阿部体制は原監督路線の継承。ファンが驚くような大きな変革はなさそうだ。

(飯山満/スポーツライター)

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