ワークマンの最新「ベスト」と「ハット」の組み合わせは「超優秀な体温調整ギア」だった

 酷暑が続く中、「体感温度を自分でコントロールできたら…」という声に応えるべく、ワークマンが2025年春夏に発表した最新ギアが注目を集めている。「ベスト」と「ハット」の組み合わせで、より体温調整が容易になるというのだ。

「ウィンドコア ペルチェベスト PRO2」(1万9800円。税込み、以下同)は、背中に1カ所、腰後ろに2カ所、胸元2カ所の計5カ所にペルチェ素子(半導体モジュール)を内蔵し、電流を流して冷却面と加熱面を瞬時に切り替える仕組みを採用。右胸のダイヤルで冷却モードを4段階(強・弱・ゆらぎ・OFF)、温熱モードを2段階(強・弱)に調節でき、冷却時は表面温度が最大マイナス28度、加温時は49度に到達する。付属するバッテリー(20000mAh)1本で、冷却モード強が約2時間、温熱モード強が約3時間、連続駆動が可能だ。

 薄型ナイロン素材を基調とした設計で、動きやすさを維持しつつ、背面の排熱ファンが内部の熱気を自動排出。ムレを抑えたまま、体表面を直接冷やしたり温めたりできるため、建築、土木作業はもちろん、普段使いにも重宝するだろう。購入者からは、《従来の空調服よりも体感温度差が大きい》《バッテリーの持ちが良く、一日中着用できる》と高い評価を得ている。

 一方の「暑熱軽減ハット」(1280円)は、1枚構造の特殊生地を採用したモデル。表面には紫外線・近赤外線を遮断するチタン融合ポリエステル糸を、肌面には汗を拡散して気化熱を生む多機能糸を配合。通気性を高める全周メッシュラインで内部にこもった熱気を逃がし、つばには高遮光加工でUVカット性能を強化した。頭囲55~60cmのフリーサイズ設計でフィット感も良好だ。

 暑熱軽減ハットもユーザーの評価は高く、《帽子だけで直射日光の熱ダメージが軽減された》《長時間かぶってもムレず、アウトドアでの安心感が違う》といった感想が多い。

 両アイテムは直営店および公式オンラインストアで販売中だが、暑熱ハットはすでに今年の春夏シーズンでの再入荷の予定はないという。店頭で見つけたら「即買い」しておきたい。

(ケン高田)

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