【実食】松屋「国産雪国育ち厚切りトンテキ定食シャリアピンソース」濃厚ソース×肉厚ジューシー豚で大満足!

 牛めし・カレー・定食で人気の松屋が、7月1日より「国産雪国育ち厚切りトンテキ定食シャリアピンソース」(税込1480円)を販売開始した。本商品は、日本ハムとのコラボレーション企画第2弾であり、過去に好評を博したシャリアピンソースを使用した“肉系”定食の最新作である。

 シャリアピンソースとは、たまねぎ、にんにく、醤油などを煮詰めて作る濃厚なステーキ用ソースで、日本が発祥地とされている。1936年に来日したロシアのオペラ歌手、フョードル・シャリアピン氏のために帝国ホテルの料理長が開発したものだ。

 松屋では2021年に「厚切りトンテキ定食・シャリアピンソース」を発売し、その濃厚でパンチのある味わいが話題となった。その後もチキンソテーやハンバーグなどに応用され、定番の人気ソースとなっている。

 提供された「厚切りトンテキ」は、厚さ約3センチを超えるビッグサイズ。目を引く大ぶりな豚肉には、たっぷりとシャリアピンソースがかかっており、見た目のインパクトも十分である。

 肉は弾力がありながらも柔らかく、脂身はとろけるようにジューシー。赤身部分は淡泊で食べやすく、全体的に上質な仕上がりとなっている。

 そして注目のシャリアピンソースは、にんにくがしっかり効いたパンチのある濃厚系。あめ色に炒めたたまねぎの甘みとバターのコク、酸味がバランス良く絡み合い、奥行きある味に仕上がっている。松屋らしい“塩味全開”のソースだが、比較的あっさりした豚肉との相性は抜群で、食べ進めるほどにご飯が進む。

 1480円という価格は松屋の通常ラインナップと比べると高めだが、そのぶんボリューム感・食べごたえ・満足度の3拍子がそろった内容である。特に、がっつり濃い味を楽しみたい肉好きには最適のメニューといえるだろう。

(小林洋三)

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