GI予想で10連勝「スミレナ馬券術」が激アツだ!(1)「予想に私情は挟みません」

 宝塚記念が終わり、折り返しを迎えた中央競馬界。イクイノックスが世界ランキングで1位に輝き、2歳女王のリバティアイランドが牝馬クラシックで二冠を獲得するなど、今年も大盛り上がり。そんな中、フリーアナの〝スミレナ〟こと鷲見玲奈(33)が「スポーツ報知」のGⅠ予想で無傷の10連勝を達成していたのだ。

 5月27日、ダービーを翌日に控えたスポーツ報知の10段ブチ抜きのカラー面に鷲見が登場した。競馬ライターが振り返る。

「『あすダービーで10連勝』の見出しが躍る中、彼女が本命視したのは、無敗で皐月賞を制したソールオリエンス。史上8頭目となる無敗の二冠馬誕生を期待されて単勝1.8倍の断然人気です。対抗に指名したのが4番人気のタスティエーラ。結果は対抗、本命の順で決まり、馬連690円、馬単2330円と見事、10連勝を達成しました」

 青葉賞を制した2番人気のスキルヴィング(結果17着)、皐月賞は1番人気で3着に敗れた3番人気のファントムシーフ(同8着)ではなく、皐月賞2着ながらも、乗り替わりを嫌われて4番人気となったタスティエーラを対抗とするあたりに、鷲見のセンスがうかがえる馬券予想だった。

「基本的に人気どころから本命馬を選んで、穴馬も押さえるというスタイル。なので結果次第ではトリガミ(当たっても収支マイナス)になることも。まあ、馬券あるあるですが、彼女も『課題は買い方ですね。馬券の買い方が下手なのは、ウイニング競馬(テレビ東京)時代から相変わらず』と話していた。それでもGⅠ予想を10回行って、本命馬の成績が1着5回、2着3回、3着2回。すべての勝ち馬に印を回しているあたり、スポーツ紙の本紙予想だって任せられる腕前です」(競馬ライター)

 鷲見がテレビ東京に入社したのは13年。15年から2年間、看板番組「ウイニング競馬」のアシスタントを務めて人気を博した。民放の競馬担当記者によれば、

「局アナ時代は、武豊騎手をはじめとするジョッキーのインタビューを数え切れないぐらいこなし、福島や新潟のローカル開催では、スタッフと一緒に騎手と飲み歩くことも多かったようで、競馬については実に詳しい。現代競馬は『馬5、騎手5』と言われるように、彼女の予想は騎手の比重も高いのですが『予想に私情は挟みません』と、よく言っていましたね。直前にインタビューすると、その騎手が乗っている馬に〝忖度〟する人がほとんどですが、そうしたことは一切ない。予想に関してはとてもシビアでしたよ(笑)」

(つづく)

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