石田純一「最後の5000万円で打って出た」/テリー伊藤対談(2)

テリー 焼肉屋について、奥さんは何て言ってるの?

石田 あんまり興味ないみたい(笑)。「家から遠いよ」って言って、まだ1回も来てくれないです。

テリー そうか(笑)。でも、理子さんはいい奥さんだから。俺、石田さんに会うたびに「最高の女性と結婚しましたね」って言ってますよね。

石田 ありがとうございます。でも、向こうは多少後悔してるかもしれないですね。せめて仕事はちゃんとやるかと思ってたら、コロナに罹って3年干されて(苦笑)。

テリー 大変でしたね。その間はずっと家に?

石田 ちょうどいい機会だから、家で子供の面倒見てました。だから仲良くなりましたよ。特に女の子2人は、どう接して良いかわからなかったから。

テリー 干されてる時って、収入がないじゃないですか。そうすると「俺って情けないなぁ」とか思うの。それとも「今は大変だけど、また這い上がれるはずだから、今は子育てに専念しよう」?

石田 どっちかといえば後者ですね。基本はのんきなんでしょうけどね。奥さんにも「何でそんなにのんきなの」ってよく言われるんですけど。だって、そんな悪いことばっかり考えてたら病気になるじゃないですか。

テリー そりゃそうだ。

石田 だから、もうそこは割り切ってというか。昔、「不倫は文化」の時とか、離婚した時も叩かれましたけど、やっぱり時間だけはあるんですよ。仕事はないし、お金はどんどん減っていくんだけど。だから、その時間は次のステップのための準備に充ててたということですよね。別に焼肉屋さんが終点っていうわけでもないですが。

テリー それにしても、石田さんはどうしてこんなに叩かれるんだろうね。

石田 やっぱり叩きやすいんじゃないですか。普通の中小の事務所だし、にらみが利く怖い事務所でもないし。

テリー コロナに罹った時に沖縄に行ってたこともずいぶん叩かれたじゃないですか。俺、石田さんにも直接言いましたけど、「石田純一の何が悪いんだ」って、何度もラジオとかで言ったんですよ。だって、あれ、仕事だったんでしょう?

石田 沖縄に出してた冷麺の店が改装中で、それを見に行ったんです。

テリー だからサラリーマンの出張と同じですよ。あの時期にサラリーマンが沖縄に行ったら「大変だったね、ご苦労様」って言われるのに、石田純一だと何で叩かれるんだって。

石田 そこが僕の不徳の致すところというか。最初はゴルフをやる予定なんか全然なかったんですよ。ところが、その時にゴルフをやってた仲間の中に1人不動産屋がいて。当時、その彼と物件を買う買わないの話をしていたんですね。それで、その話をしに一応ゴルフ場まで行ったんですけど。

テリー 石田さんもやることになっちゃったの?

石田 「頼む、付き合ってくれ」って言われて、仕方なくハーフだけ付き合うことにしたんですよ。だからゴルフの格好をしてなくて、ズボンを買ったぐらいです。

テリー やっぱり、あの頃って魔女狩りみたいだったよね。「コロナに罹った人が悪い」みたいなさ。「お前の健康管理や生活態度がなってないからだ」って。

石田 もうほんとに何億損したかわからないですよね。あれで、CMはほぼ全部降ろされましたから。残ったのは1社だけです。

テリー そうだよね。

石田 でも、そういうところでコロナに罹っちゃうのが自分なのかなと。ただ今回はさすがにもう(芸能界で)這い上がれないかなと思って、最後の5000万で打って出たんですけどね。

(つづく)

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