現在はコンビニやドラックストアで当たり前のように購入することができるゴム製品。妊娠や性感染症の予防に欠かせないグッズだが、レジに商品を持っていくのが恥ずかしく、ネット通販で買っている人も多いのではないだろうか。
そんな中、根強い人気を誇るのが自動販売機。今でも首都圏、関西圏などを中心に住宅街の路地にひっそりと置いてあるのを目にする。だが、この避妊グッズの自販機は決して日本固有のものではなく、海外でも国によってはよく見かける。
もちろん日本ほどではないが、設置台数が比較的多いのはドイツ。しかも、その場所というのが駅や空港、高速道路のサービスエリアなどの公衆トイレに集中。まるで「そこにあって当然」とばかりにさりげなく置かれている。まるで日本の公共のトイレでたまに見かけるティッシュペーパーの自販機のように…。
交通の要所だけに旅行や出張の際に見かける人も多いようで、画像付きでアップされているSNSや個人ブログもよく見かける。実際、筆者もドイツのデュッセルドルフ空港のトイレで避妊用ゴムの自販機(写真)を目撃。こんな場所で本当に買う人がいるのか不思議に思ったが、「用を足すついで買える定番の購入スポット。なかには大人向けのグッズを売っているところもある」とは地元紙記者。彼自身も「彼女との旅行の際、たまたま持ち合わせがなくて買ったことがある」と話していた。
また、同じヨーロッパのイタリアにも数は少ないが、避妊グッズの自販機が存在。有名なのが水の都ヴェネツィアにある一台だが、ここで売られているのは避妊用品だけではない。
生理用品やT字カミソリ、歯磨きセットなども一緒に販売。日本と違って飲み物の自販機はほとんど見かけないが、そこはやはり観光立国。避妊グッズを含めて買い忘れや旅先で使い切ってしまった場合に対応しているところが非常にありがたい。
ちなみにドイツやイタリアの自販機で売られている避妊具の価格は3ユーロ(約390円)から。海外メーカーらしく派手なデザインのパッケージの商品も多いため、ちょっと変わったお土産にチョイスしてもいいかもしれない。
(T-Factory)