猛暑対策はコレ!無印良品とローソンの「晴雨兼用折りたたみ傘」が優秀すぎる

 猛暑が常態化した近年、通勤・通学路で日傘を差す姿が一段と増えた。ウェザーニューズの昨夏の調査によれば、日傘利用者は全国平均33%で5年前より10ポイント上昇。男性も10%に達し、使用に前向きな層まで含めると7割を超えるという。いわゆる「日傘男子」の裾野は一気に広がっている。

 こうした需要を受け、いま人気急上昇中なのが無印良品の「晴雨兼用 2通りにたためる 折りたたみ傘」(税込2990円)だ。長傘のように親骨を伸ばしたままたたんでも、受骨を折りたたんでもOKの2WAY構造。生地はUVカット率90%以上、しかも195gと軽い。色は黒、ベージュ、ダークベージュ、ネイビー、ダークグリーンチェックの5色を展開。公式レビューには「ショッピングでは短く畳んで傘袋へ」「旅行先で風にあおられても骨がしっかり」など機動力と耐久性を評価する声が並ぶ。

 コンビニ傘にも進化形がある。ローソンとアウトドアブランド「コールマン」がコラボした 「晴雨兼用・自動開閉折りたたみ傘」(税込2980円) は、テントでも採用される「ダークルームテクノロジー」を生地に応用。遮光コーティングでUV遮蔽率99.9%以上をうたうハイパフォーマンスモデルだ。店舗によっては早々に売り切れるため、見つけたら即ゲットが鉄則だろう。

 日傘選びで意外と差がつくのが色の効果。ポリエステル製日傘5色で行った実験では、白色のUV遮蔽率を100とした場合、黒は110以上、黄色も白を上回った。紫外線吸収力の高い黒が最強というわけだ。暑さ対策まで望むなら「外側は淡色で熱を反射し、内側は黒で紫外線を吸収」するツートン仕様が理想的。コールマンの傘は裏地が黒のため、照り返しのまぶしさを抑えられるのも利点である。

 使い方にもテクニックがある。日傘を顔より少し高めに構えると路面からの反射光を受けにくいと言われる。環境省が東京都内で行った実証実験では、日傘の有無で前頭部表面温度が約5℃下がったケースが報告された。帰宅後は半開きで逆さに吊るすと短時間で乾き、折りたたみ傘を開いたままバッグに差すクセをつければ置き忘れ防止にもなる。いずれも手軽だが効果的なライフハックだ。

 炎天下をスマートに歩くコツは、日傘をバッグに忍ばせ、日射しが気になったら迷わず開くこと。軽量で晴雨兼用、さらに2WAYや自動開閉など進化した最新モデルを選べば、酷暑シーズンでも快適さと身軽さを同時に手に入れられるだろう。

(ケン高田)

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