新型コロナ「パンデミック」戒厳令(5)プロ野球外国人に「米軍極秘情報」流入

 大相撲3月場所こそ無観客興行中だが、春の甲子園センバツ大会は中止を決定。その他の競技団体も軒並み「延期・中止」と通常開催を自重している。東京五輪を夏に控えたスポーツ界もコロナ危機に襲われている。

 まさに、自粛ガマン比べの様相だ。3月12日、NPB(日本野球機構)とJリーグは新型コロナ対策会議を開いた。NPB関係者が打ち明ける。

「双方ともに、開催日決定には至らなかった。プロ野球は全143試合、観客を入れて行う通常ペナントを大前提に協議を進めています。基本は金曜開幕で4月10日を念頭に置いているが、現在の感染拡大の状況下ではさらに後ろの17日、24日までズレ込む可能性も出てくる。たとえ通常開催できても飛沫によるクラスター感染を防ぐため、ジェット風船はおろか、応援歌や鳴り物応援は自粛となる方向です」

 Jリーグも無観客開催を最終手段としているため、合唱や肩組みなど客席サポーターの熱気あふれる応援合戦の光景は当面見送りとなりそうだ。NPB関係者があとを引き取る。

「とはいえ、週2回のゲーム数で進行しているサッカーとは違い、143試合の収益を見込んでいるプロ野球は交流戦を含め、試合数を簡単に減らすことができません。12球団が集まって去年から進めて組んだ日程を改訂することは難しく、また交流戦を行わないという選択肢も考えられない。球場はもちろん、宿泊や移動手段も全て押さえてあり、野球界だけの打撃ではありません。すでに無観客開催となったオープン戦の赤字はともかく、さらにドル箱のCSまで撤廃となれば被害は深刻です。そして、オールスター戦と日本シリーズ5戦目以降の開催はNPBの収入源。それで運営されている以上、こちらも簡単にはなくせませんからね」

 試合数を短縮しようにも問題は山積み。シーズンを延長して選手たちは真冬まで戦うというのか‥‥。

 東日本大震災後にも開幕戦は2週間ほど延期されたが、見えないコロナ禍の被害はさらに甚大となりそうだ。

 全国紙社会部記者が説明する。

「実は、すでに3.11と同じような事態が起こっている。東日本大震災直後に米国政府は、大使館など含めた在日アメリカ人が放射能を浴びてはいけないと、チャーター機で国外退去させた。今回のコロナ感染でも、ダイヤモンドプリンセス号の乗客を横田基地から脱出させることを日本政府に要請している。外務省がなんとか懐柔したから、最終的に自衛隊を出動させて、米国客を羽田空港まで手厚く輸送することになったんです」

 こうした日本政府が伏せておきたい情報をも、米国選手は米軍基地という独自ルートで入手しているというのである。

 球界関係者が明かす。

「今、外国人選手に蔓延している米軍情報は『チャイナタウンはヤバイ』というもの。米国でもサンフランシスコ、ニューヨーク、ロスなど大きな中華街がある地域で感染者が増えている。日本ならフランチャイズにしている球団がある横浜、神戸が不安視されているようです。今後、開幕したとしても、中華街に近い球場への遠征を拒否する外国人選手が出てくる可能性すらあります」

 ハマスタは東京五輪の野球会場でもあるのだが‥‥。

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