首位を独走中の阪神は7月15日、5位の中日戦(甲子園)で延長11回にもつれる接戦を2-3で落とし、連勝は2でストップした。
打線は初回二死1、2塁で大山悠輔が3塁線を破る適時2塁打で先制。先発は275日ぶりに1軍マウンドに上がった高橋遥人。昨年11月に受けた「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」から復帰したが、1点リードの4回に中日打線につかまり、2点を失った。
7回二死に森下翔太が16号同点ソロを放ち、試合は振り出しに。しかし延長11回に阪神6番手の島本浩也が一死から細川成也、ボスラーに連続二塁打を浴び、勝ち越しを許した。
この試合で阪神は中日戦で5勝6敗となり、セ・リーグで唯一負け越している。2位・巨人とは11勝4敗、3位・DeNAとは8勝4敗2分けで大きく勝ち越しているのとは対照
なぜ阪神は中日に弱いのか。その答えは1番を打つ近本光司にあるとの見方がある。
「この日の試合で1番・近本、2番・中野拓夢はノーヒットでした。阪神はチカナカが出塁して3番・森下、4番・佐藤輝明、5番・大山のクリーンアップがホームに返すのが得点パターンですが、それができなかった。そこでSNS上で阪神ファンから指摘されていたのが近本の対戦チーム別打率。それを見ると、広島3割9分3厘、DeNA3割2分8厘、巨人2割8分1厘、ヤクルト2割4分5厘に対し中日だけ1割8分4厘と1割台。阪神が中日に勝てない原因はこれではないかと、話題になったの
中日以外のチームも、阪神戦ではこの辺りのデータを参考にした
(鈴木十朗)