元日本代表DFの内田篤人氏が、自身がMCを務めるスポーツ専門の動画配信サービス・DAZNの冠番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の1月21日配信回に登場。代表時代の先輩で、ブラジル1部ボタフォゴを退団した元日本代表MFの本田圭佑に苦言を呈した後の本田とのやりとりを明かした。
内田氏は1月17日に放送されたワイドナショー番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した際、本田が昨年末にブラジルで複数の同僚とともに送別会を楽しんでいたことについて、「医療してもらっている人に何か思うことはないのかなと、個人的には思いますけど」と、本田には医療従事者を思いやる気持ちが欠けていたのではないかと指摘していた。
新型コロナの死者数が日本よりも多いブラジルでの開催ということも踏まえての苦言ではあったものの、内田も言いたいことを言い終えた後に「先輩ですけど…」と付け加えており、物申した相手が代表時代の先輩ということもあって、一部視聴者からは内田氏を心配する声が上がっていた。
そんな中、この日配信された番組では、その話題を振られると内田氏は「あの後、すぐ次の日ぐらいに本田さんからメール来たからね。LINEに」と、「ワイドナショー」が放送された翌日に本田からLINEが来ていたことを告白。続けて、詳細について「『篤人、芸能活動頑張ってるな』っつって。あぁ、怖ぇな」と笑いながら、そのやりとりを明かした。
やはり内田氏からの苦言は本田の耳にしっかり届いていたようだが、番組でそのやりとりを話せているところを見ると、ひとまずは2人の関係性は良好そうなことがわかるため、これを「和解」と受け取って安心したサッカーファンも多いようだ。
また、世間からは《内田さんは自分の意見もしっかりしてるし、性格も穏やかそうで好感が持てるな》《イケメンだし、頭もいいし、面白いし、魅力的だな》《内田さんは何をやっても成功しそう》など、今回の本田への苦言内容や、アフターフォローまでを含めて内田氏の人間性を絶賛する声が多数見受けられた。
「同番組は各国リーグの試合から気になった日本人選手のプレーを内田氏がピックアップし、独自の視点で解説していくという内田初の冠番組ですが、番組がスタートする際のコメントでも内田氏は『かつての仲間たちにもビシバシ言っていきます!』と宣言するなど、同僚でも忖度することなく、思ったことを発言するスタイルを貫いています。それでも発言内容も的を射ており、言葉選びも上手いですから、ストレートな物言いでも言われた側もそれほど不快に思わないのでは? 高校もサッカーの強豪であり、静岡有数の進学校である清水東高校を卒業し、教員になりたいという夢を持っていた頭のいい内田ですから、芸能界も上手く立ち回っていくことでしょう」(スポーツ誌ライター)
セカンドキャリアはテレビ出演が中心となっているが、その原動力については「日本サッカー界への恩返し」が軸にあると語っている内田。メディア露出だけでも日本サッカー界に貢献できるレベルといえるだろう。
(本多ヒロシ)