まさにマッチポンプ!? 本田圭佑、サッカーVSプロ野球“ファン論争”に「視野が狭い」

 サッカー元日本代表の本田圭佑が1月21日、自身のツイッターを更新。サッカーファンと野球ファンの間に勃発した「論争」に疑問を呈した。

 本田は「なぜサッカーファンと野球ファンが言い争う必要があるのか」と疑問をぶつけると、「視野が狭い」とバッサリ。「スポーツであり。エンタメ。敵ではなくむしろ同類」と、自身の考えを述べた。

 本田の発言にフォロワーからは共感の声が上がっているものの、一部では「お前が言うな」「元々アンタが煽ったんだろ」「野球ファンとサッカーファンの間に論争の種をまいたのは本田さん自身」といったツッコミも殺到している。一体何が起きたのか?

「発端は北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督の発言。新庄監督は18日のプロ野球12球団監督会議の場で、“セ・パ両リーグシャッフル構想”をぶち上げました。数年に一度12球団をシャッフルすれば球界の活性化につながると、ファンの間では新庄案を支持する声も多かったのです。ところが、この新庄発言について本田さんが投稿した内容が物議を醸しました」(スポーツライター)

 本田はツイッターで「もちろん賛成。でも野球界が本当に変えるべきは、降格&昇格制度を導入すること」と問題提起。「何変えてもマイナス面はあるし、痛みは伴う。それでも勝っても昇格できない。負けても降格しないというのは実力が全てのスポーツ界としては物足りない」と、プロ野球の現状に疑問を投げかけたのだ。

「本田さんのこの発言が発火点となって、野球ファンとサッカーファンの間で論争が巻き起こったのですが、そんなことは忘れてしまったかのように『サッカーファンと野球ファンが争うな』『視野が狭い』と苦言を述べられても、両競技のファンから『言い出しっぺはアンタやろ』との声が出るのは当然のことでしょう(笑)」(前出・スポーツライター)

 本田がプロアスリートの目線でプロ野球界に疑問を投げかけるのはいいとして、それに起因したファンの議論について「言い争いするな」とするのは、マッチポンプと言われても仕方がないかも知れない。

(石見剣)

スポーツ