「発信力が無さすぎる」宮本恒靖会長JFA新体制に必要な本田圭佑・中田英寿の入閣

 日本サッカー協会(JFA)・宮本恒靖新会長が誕生してから1カ月以上が経った。

 前任者の田嶋幸三前会長は8年にわたる長期政権だっただけに、日本代表主将としてW杯に2度出場した知名度と47歳という若さで大いに注目はされたが、JFA担当記者から「発信力が無さすぎます」という声も聞こえてくるほど何をしているのか全く見えてこない。

「会見はもちろん、囲み取材もほとんどない。これまでの会長は海外出張の際に空港で取材を受ける場もあったのですが、そうした対応はなし。さながら“ツネ様カーテン”状態ですよ。5月に入ってからは国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)の会議がタイのバンコクで行われたものの、会議の説明を担当記者に行ったのはFIFAの理事である田嶋前会長。同氏は『私が会長を退任しても“院政”を敷くつもりは全くない』と明言していたんですがね」(夕刊紙記者)

 そんな、早くも影が薄い宮本会長に猛然と“営業”をかけてようとしているのが、元日本代表の本田圭佑だ。本田は4人制サッカー大会を主催しており、昨年末の大会では「JFAとももちろん商談はしたい」と意欲満々。このほどバンコクでも営業をかけ大会を開催した。田嶋前会長は本田と会談したことを明かした上で「(JFAと)一緒にやれるものがあるならやってもいいんじゃないか。決めるは私ではありません」と宮本新会長の“決断”に期待をしている。

「宮本会長は、日本代表のレジェンドでもある中田英寿氏ともよく食事をしているそうで、関係は良好。本田とヒデがJFA執行部に入閣すれば、誰もが異議なしの新体制が完成しますよ」

 そうした組閣も、宮本会長の決断と実行力にかかっている。

(小田龍司)

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