本田圭佑が「ゴーゴーカレー」に出資 「日本人一の知名度」が海外出店で炸裂

 4月17日、カレーチェーンを展開するゴーゴーカレーグループが、元サッカー日本代表MF本田圭佑氏が運用する個人資産ファンド「KSK Angel Fund,LLC」が主要株主に加わったことを発表した。海外展開を加速させたい同社と抜群の知名度を誇る本田氏のタッグは相乗効果をもたらすことができるのだろうか。

「KSKの資本参画は、石川・星稜高校出身の本田氏とゴーゴーカレー創業者で金沢出身の宮森宏和会長の縁によって実現したもので、本田氏側からオファーしたといいます」(経済ライター)

 ゴーゴーカレーは2007年5月に海外初進出となる米ニューヨークのタイムズスクエアに出店して以降、現在ではアメリカ・インドネシア・ブラジルに14店舗を展開している。今後も早ければ年内に欧州でカレーの委託生産をはじめる予定で、レトルトカレーを台湾や韓国へ輸出する計画もある。そこで、本田氏の知名度や人脈が活きるというわけだ。

「『ケイスケホンダ』の海外での知名度をナメてはいけません。19年に放送されたバラエティ『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)で22カ国の国と地域で2万人に『地球上で今一番有名な日本人』をアンケート調査したところ、本田氏は村上春樹氏、黒澤明氏らを抑えて1位に選ばれているのです。世界的人気クラブACミランで10番を背負い、世界9カ国でプレー。W杯では3大会連続でゴールとアシストを記録した世界で6人目の選手になるなど、少しでもサッカーに興味があればその活躍を知らない者はいませんからね。最近ではイギリスでカツカレーが大ブームになっており、本田氏とゴーゴーカレーのタッグでジャパニーズカレーを世界に広めてもらいたいものです」(サッカージャーナリスト)

 本田氏の“顔”で「世界のゴーゴーカレー」になる日も近い?

(小林洋三)

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