大谷翔平の“聖地巡礼”で町おこし!地元・奥州市が公開した名所マップが熱いゾ

 ドジャース・大谷翔平選手の母校が岩手県の花巻東高校であることは知っている方も多いと思うが、出身地は花巻市ではなく南隣の奥州市。人口は10万6804人(※6月末現在)と、岩手では盛岡市に次ぐ県内第2の街だ。

 そんな奥州市の観光物産協会が運営する奥州市観光ウェブサイトでは、地元の英雄のゆかりの場所、展示物などを置いてあるスポットを紹介した「大谷翔平ホームタウンMAP」を今春から公開。自由にダウンロードできるようになっている。

 例えば、小学校時代に所属していた「水沢リトルリーグ」の練習場所だった胆沢川河川敷運動広場、中学校時代まで通っていた「前沢バッティングセンター」、地元の玄関口である水沢江刺駅の大谷選手のデザインマンホール、今年は愛犬デコピンとのツーショットで8月上旬ごろまでが見頃となっている「アテルイの里の跡呂井田んぼアート」などいずれもファンにはたまらない場所ばかりだ。

「ちなみに奥州市は隣接する世界遺産の中尊寺や毛越寺、観自在王院跡などがある平泉町ほどの有名観光地ではありません。また、奇祭として全国的に有名で毎年2月に開催されていた蘇民祭も後継者不足などを理由に今年から中止となってしまいました」(旅行誌編集者)

 だが、大谷翔平ホームタウンMAPが新たな観光需要を掘り起こす可能性はあるはず。実際、SNSでは奥州市の各スポットを訪れたファンや旅行者などの投稿も見かける。

「アニメや映画、ドラマの舞台の中には多くの観光客が足を運んでいるケースも多く、町おこしにもなっています。大谷選手の場合は映像作品と違って個人ですけど、日本が誇る国民的ヒーロー。聖地巡礼に行ってみたい方も多いはずです」(同)

 岩手を訪れる機会があれば、奥州市にも立ち寄って地元が生んだ偉大な二刀流の足跡を辿ってみるのも面白そうだ。

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