【実食レポ】すき家「灼熱の焼きハンバーグカレー」は子供も大人も虜に!映画クレヨンしんちゃんコラボを超える完成度に注目

 牛丼チェーンの「すき家」が、7月23日から期間限定で販売を開始した「灼熱の焼きハンバーグカレー」(並盛990円)。これは8月8日公開の「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」とのタイアップ商品でもあるが、単なる話題作りでは終わらない本格派の仕上がりが話題を呼んでいる。

 このメニューは、映画の“灼熱のダンスバトル”をモチーフに、トマトソースで表現した赤い“マグマ”と、アツアツの焼きカレーを組み合わせた一皿。さらにジューシーなハンバーグとミックスチーズがトッピングされ、見た目も味も満足感たっぷりだ。

 鉄鍋を卓上コンロで熱したまま提供され、ジュウジュウと立ち上る音と香りが食欲を刺激する。カレーはすき家特製の甘口で、トマト・人参・りんごの旨みが凝縮された“家庭的”な味わい。その意味では子供にも安心して食べさせられるが、とにかくアツアツなので取り皿で冷ましてあげるのがオススメだ

 ミックスチーズがカレー全体にコクとまろやかさを加え、トマトソースの爽やかな酸味が夏にぴったりのアクセントに。甘口では物足りない大人には「特製辛口ソース」も用意されており、後がけで辛さを調整できるのも嬉しいポイント。

 ハンバーグはサイズこそ控えめだが、肉の旨味がしっかりと詰まった味わい。子ども向けに見えて、大人でも満足できる“ごはんのおかず”としての完成度の高さを感じさせる。

 食べ進めると、カレーが鉄鍋で焼きつき、香ばしい“おこげ”が出現。パリパリの食感が楽しく、まるで石焼ビビンバのような食体験が楽しめる。自分好みに焼き加減を調整する“体験型メニュー”として、子どもから大人まで幅広く楽しめるのもこの商品の魅力だ。

 この完成度で一時販売とはもったいないレベル。映画コラボという枠を超えて、すき家の新定番メニューとして定着してほしいと思わせる一品だった。

(小林洋三)

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