日本ハムの躍進裏で起きていた「エスコン迷惑駐車問題」ついに北海道警が本格対策へ

 新庄政権後、初のリーグ制覇目指し、これからペナントレースの後半戦を迎える北海道日本ハム。しかし、躍進の裏である大きな問題が起きていたことは知っているだろうか?

 ただし、新庄監督や選手などチームに直接関係する話ではない。実は、23年に本拠地が札幌ドームからエスコンフィールドに移転して以降、周辺地域では試合開催日に路上駐車が多発。住民から苦情が多数寄せられていたのだ。

 ちなみに同球場の駐車場収容台数は約4000台。NPBでは2位となるソフトバンクの本拠地、みずほPayPayドーム(約1700台)の倍以上と圧倒的な規模を誇るが、北海道は圧倒的な車社会。そのため、試合開催日は満車となることも珍しくないという。

「ただ、球場のあるFビレッジ内の試合日の駐車料金は1台3500~5000円。周辺の民間駐車場も1台2000~2500円と札幌あたりの相場と比べても『高すぎる!』と不満の声があったのも事実。その点、近隣には人目につきにくい路上駐車に適した場所があり、いつしか100台近くが並ぶ路駐スポットになってしまったようです」(北海道在住ライター)

 地域住民の間で不満の声が高まり、地元の北広島市役所への苦情が殺到。市職員が注意喚起のビラを迷惑車両のワイパーに挟んでいるが、路上駐車は後を絶たない状況だ。

 そんな中、ついに北海道警がオールスター明け初戦となる26日の対ロッテ戦から路上駐車の取り締まりを本格的に行うことが明らかになった。

「住民が以前から要望していたことですが、この問題は以前から各メディアが取り上げていたこと。やらないよりはマシですけど、あまりに対応が遅すぎます」(同)

 それにある場所で駐車違反の取り締まりを始めたはいいが、違う場所が新たな路駐スポットになったというのはよく聞く話。そうならないようにピンポイントではなく付近一帯を徹底的に取り締まってほしいものだ。

※写真は、エスコンフィールドのあるFビレッジの駐車場

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