「帽子をかぶっていても暑い」という猛暑の中、アウトドアブランド・モンベルの「フィールドアンブレロ」が注目を集めている。
そのユニークな見た目は、伝統的な「笠」を現代風にアレンジしたようなシルエット。しかし注目すべきは、見た目以上の機能性だ。「かぶる日傘」とも称される理由は、帽子内部に空間を設けて熱のこもりを抑え、天然素材のパンダン(熱帯植物)とポリエステル芯材を組み合わせた二層構造によって、頭頂部が直接触れず、快適な着用感を実現している点にある。とくに蒸れやすい夏場には、頭部の熱がこもりにくいこの設計が「普通の帽子とは別物」と評されることもある。
直径45cmの大きなつばも特長で、顔だけでなく首筋までしっかりと日差しを遮ってくれる。両手が自由に使えるため、キャンプや農作業、ガーデニング、野外フェスなど、さまざまなアウトドアシーンで活躍しそうだ。街中で使用すれば少々目立ってしまうかもしれないが、通気性・遮光性・利便性のバランスがとれた優れた選択肢になりうるだろう。
しかしこのアイテム、公式オンラインストアでは夏本番を迎える前に完売しており、今季も早々に在庫切れとなって入手困難な状態が続いている。その人気ぶりはフリマアプリにも波及しており、メルカリなどでは状態のよい未使用品が定価と同等、あるいはやや高値で出品されるケースも見られる。
ユーザーからは「見た目はユニークだが、使ってみたら手放せなくなった」という声もあり、気になる人は来季に向けて早めの情報収集を始めておくのが賢明かもしれない。
(ケン高田)