牛丼の吉野家と星のカービィとのコラボ企画「カービィと吉野家まんぷく大作戦」が1月28日から実施される。今回はポイント引き換え方式を採用し、会計前に吉野家公式アプリを提示すれば450円(税込み、以下同)ごとに1ポイントもらえ、2ポイントたまれば好きなカービィのオリジナルフィギュアと交換できるというものだ。
同キャンペーンは昨年8月に実施され、牛丼とオリジナルフィギアがセットになった「カービィ盛」を600円で販売したものの、すぐに売り切れてキャンペーンが早期終了してしまった。
さらにフィギュアがメルカリなどに大量出品され、いずれも高額転売されたことから、吉野家は「カービィ盛の欠品によりご迷惑をおかけしましたことを、深くお詑び申し上げます」と謝罪。1月28日から追加販売することを発表していた。
今回の追加販売は「交換期間は2月24日まで、商品発送は7月上旬」と転売対策が取られており、希望者全員がフィギュアをもらえることから、ファンからは感謝の声が相次いでいる。だが、一部には「値上げでは?」という指摘もあるようだ。
たしかに前回のキャンペーンでは、カービィ盛にミニサラダとフィギュアがついて小盛600円、並盛633円だった。全7種類のフィギュアを手に入れるためには最低で4200円かかる計算だ。ところが今回はフィギュア1つに900円かかり、全7種類をコンプリートするためには6300円必要になるというわけだ。
ただし、値段的には高くなったとはいえ、欲しい人の手に必ず届き、転売ヤーは出品しても大した利ざやは稼げないだろう。
ちなみに、20日より受け渡しが始まったマクドナルドの「マクドナルド×エヴァンゲリオン バリューセットフィギュア」は、商品が手元に届く前から高額転売が横行し、大ひんしゅくを買っている真っ最中。
今回、吉野家が行った「ポイント交換方式」がうまくいけば、今後他のチェーンにも広がりそうだ。
(ケン高田)