みのもんたが牛タンで一時意識不明 肉好きは要警戒「ステーキハウス症候群」とは

 焼き肉といえば、スタミナ食の代表格。豪快にガブリと食べると最高だが、思わぬ事故を招くこともある。1月22日配信の「NEWSポストセブン」が、タレントのみのもんたが肉を喉に詰まらせて緊急搬送されたことを報じた。

 記事によると、事の顛末はこうだ。みのは1月16日、都内の高級焼き肉店で牛タンの大きな肉片をほとんど噛まずに飲み込んだという。喉に詰まって息ができなくなったようで、都内の大学病院へ救急搬送。現在も入院中で、関係者によれば、一時は意識不明の重体だったという。

 実は、肉など食べ物の塊が食道に詰まることは「ステーキハウス症候群」と呼ばれている。みのがそうだったように、ほとんど噛まずに急いで飲み込んでしまったことが原因だ。1963年にアメリカで最初に報告され、ステーキによって起こったことが名前の由来だといわれている。

 ステーキハウス症候群の原因となる食べ物はステーキのほか、ローストビーフなどの肉類、餅、意外なところではクルミやピーナッツも挙げられている。喉に詰まって窒息することも怖いが、思わぬ病気が隠れていることもあるという。

「食道がんによって食道が狭窄状態になると、ステーキハウス症候群を引き起こしやすくなります。頻繁にステーキハウス症候群になるようでしたら、念のため、医師に診断を仰いだほうがいいでしょう。ステーキハウス症候群を防ぐには、焼肉やステーキを食べる際は大好物だからと早食いをせず、無理のない量を口に入れ、よく噛んで食べることです」(医療系ライター)

 肉を食べるときは冷静さをキープしたい。

(石田英明)

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