転売ヤーが暗躍して…プレステ「30周年記念モデル」に190万円の値が付けられた!

 プレイステーション5の「30周年記念モデル」が発表されたが、その価格に大きな注目が集っている。

 記念モデルは「過去と現在をつなぐ」をテーマに、初代プレイステーションの懐かしいデザインをオマージュ。特別セットには、本体に加え、いずれも限定仕様のDualSenseワイヤレスコントローラー、ディスクドライブ用本体カバー、縦置きスタンドが同梱される。

 記念モデルにふさわしいセットではあるが、特に、11月7日に新たに発売される「プレステ5 Pro」を本体にした「PlayStation 5 Pro 30周年アニバーサリー リミテッドエディション 特別セット」(11月21日発売)には、DualSense Edgeワイヤレスコントローラーや、DualSense充電スタンドが付属し、その価格はなんと16万8980円(税込み)。5Pro自体の価格が約12万円と発表されているとはいえ、約17万円という高価格。もはや誰もが気軽に購入することができないほどのゲーム機となっている。

 しかし、そんな超高級ゲーム機に目を付けているのが転売ヤーである。記念モデルは全世界で1万2300台限定で販売され、それぞれの本体には異なるシリアルナンバーが刻印されている。マニアにとっては絶対に手に入れたい垂涎の一品で、プレミアム化は必至だ。

 すでにイギリスのPlayStation Directでは予約受付が開始されているが、わずか数分でソールドアウト。海外オークションサイトでは、早くも転売ヤーによる出品が確認されており、中には日本円で約190万円の値段が付けられるなど、あまりのぼったくり価格に警告文が掲載されているほどだ。

 日本では9月30日10時より予約受付が開始されたが、10月14日の受付期限までに予約数が販売台数を上回るのは確実視されている。その場合、購入権は予約した人の中から抽選となり、また予約応募の際にはソニーアカウントでのサインイン状態の起動時間が「合計で30時間以上であること」など規定が設けられているものの、悪質な転売ヤーの商材とならないことを祈るばかりだ。

(ケン高田)

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