首に巻くだけでひんやりとした涼感が得られるネッククーラーが、猛暑の定番アイテムとして人気を集めている。しかし、駅前のコンビニでこのグッズを“ひと手間かけて”冷やしていた人物が、「出入り禁止」を言い渡される騒動が起きた。
日記サービスサイトに投稿された体験談によると、電車待ちの間、パチンコ店で涼むのが日課だという投稿者は、首に巻く冷却グッズをキンキンに冷やしておきたいと考え、コンビニの冷凍棚の中にそっと忍ばせたという。以前も注意された経験があったため、今回はアイスを上に乗せて隠す「小技」を使ったものの、店員からはすでにマークされており、厳しく出禁を宣告されたという。
「田舎だから、駅の反対側まで行かないと次のコンビニがない。ここが使えないのは、正直かなり不便だ」と嘆く一方で、投稿者は「俺が涼しそうにしているのが羨ましいだけ」「電気代な微々たるものだろ」と店側を非難し、「不寛容な世の中だ」と社会への不満も語っている。
これに対し、ネット上では
「アイスが溶けて品質劣化したら誰が責任を取るんだ?」
「グッズが冷えるってことはアイスが溶けてる証拠」
「責任を持って買い取れや」
などの厳しい声が殺到。アイスなどが陳列されるコンビニの冷凍庫は多くの客が利用する設備であり、私物を入れる行為は衛生管理・品質管理の面からも許されることではないはずだ。
今回の投稿が事実なのか話題作りのネタかは不明だが、冷凍棚を「ちょっと拝借」する行為が思わぬトラブルを呼ぶ典型例であることは間違いない。投稿者の「涼みたい」気持ちは理解できるものの、公共の場を利用する際は他者への配慮は欠かせない。
コンビニやオフィスの冷蔵庫、共有の給湯室などを利用する際には、自分の行動が他人に迷惑をかけていないか、一度立ち止まって考えることが必要だ。さすがに今回の話はネタであってほしいが…。
(ケン高田)