やはり、この夫妻のまわりにはカネの匂いにつられて危ない輩が集まってくるようだ。5月10日から3日間の日程でナイジェリアを訪問していた英国のヘンリー王子とメーガン妃夫妻。そんな2人を現地で“接待”していたのが、実は米国から指名手配を受けている人物だったと、18日のデイリーメール紙が伝え、波紋を広げている。
今回、夫妻のナイジェリア訪問の目的は、王子が設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会「インビクタス・ゲーム」のプロモーションだが、
「これは昨年、ドイツ・デュッセルドルフで開催された同大会イベントで、メーガン妃の遺伝子が『46%ナイジェリア人』であることが話題になり、それを聞いたナイジェリア国防参謀総長が2人を招待したというもの。夫婦はそろって英国航空のファーストクラスでナイジェリアに到着。そして国内の移動には現地の航空会社エア・ピースから無料で提供されたチャーター機を利用したのですが、実はこのエア・ピースの創業者で最高経営責任者(CEO)こそが、米司法省によって銀行詐欺などで起訴されている指名手配犯であることが明らかになったんです」(外報部記者)
報道によれば、エア・ピースCEOであるアレン・オニエマ氏は、2010年からたびたびアトランタを訪れ、複数の銀行口座を開設。銀行口座を使って2000万ドル(約31億円)以上の資金を洗浄していたとして、19年11月、アメリカ司法省から銀行詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴され、指名手配中だという。
「デイリー・メール紙に取材に対し、英国政府関係者は、『今回の訪問はあくまでも夫妻が個人的立場で行ったもので、したがって当然のことながら手配や促進には一切関与していない』とコメントしていますが、オニエマ氏が米当局の指名手配犯であることを夫妻が知っていたかどうかは不明です。ただ、ドジャース・大谷翔平の通訳だった水原一平被告の件でも知られるように、アメリカにおける銀行詐欺は国家に対する反逆とも取られる重大犯罪。そんな大罪を起こしている指名手配犯が代表の企業であれば、SNSで調べればすぐにヒットするはずです。現在2人は米国に在住していることから、さすがに知らなかったでは済まされず、またもや批難の嵐が巻き起こっています」(同)
しかも、ナイジェリアを訪問した2人は、学校や慈善団体を訪問、また軍関係者と会談するなど、その様子は王室が要人に対して行う「ロイヤルツアー」さながらだった。
「メーガン妃は、このツアーのレセプションに、自分の意思で捨てた『ウィンザー』という名前のドレスを選んで着用。英メディアからも、いまだに肩書きにしがみついているのか、未練がましい!と猛批判を受けている。むろん、この映像はイギリスにも流れていますからね。今もって王室メンバーだった地位を利用するような行為に、チャールズ国王も怒り心頭だと報じられています」(同)
いやはや、何をやっても波紋を広げるこの夫妻。それでも、よからぬ事を企む輩だけには、相変わらず人気があるようだ。
(灯倫太郎)