ヘンリー&メ―ガン夫妻がまたまたイギリス国民からひんしゅくを買っている。
事の起こりは今月17日、ウィリアム皇太子の妻、キャサリン皇太子妃がロンドン市内の病院で腹部の手術を受け、成功したことをイギリス王室が発表。本人の希望で病名は明かされなかったものの、「順調に快方に向かっている」として、世界中からのお見舞いのメッセージに夫妻は大変感謝している、と王室のスポークスマンが伝えた。さらに、この発表からおよそ1時間半後、今度はチャールズ国王が近日中に前立腺肥大症の手術を行うことが発表され、このロイヤル2人の相次ぐ入院公表に、国内には大きな動揺が広がった。
この事はむろん、国民に声明を出す前に、高位王族にテキストメッセージで知らされていたという。
「義理の姉と実の父親の入院ですから、ヘンリー王子にもメッセージは届いているはずです。ヘンリー王子は手術が発表された2日後の19日、ハリウッドのビバリーヒルズで開催された『航空宇宙産業の殿堂』の授賞式に出席。俳優ジョン・トラボルタからメダルをかけてもらうと上機嫌で、約4分間の受賞スピーチを行いました。しかし、病床にある2人のことには一切触れず、母ダイアナ妃がトラボルタとダンスを踊った際のエピソードなどをジョークを交えて語っていました。イギリス国民からは、『どうして、お見舞いの言葉一つ言えないんだ!』との怒りの声が上がっています」(英王室ウォッチャー)
王室内には、君主が外遊や病気の際、それに代わって国事行為を行う国務参事官が置かれているが、その1人だったヘンリー王子は昨年、国王の判断で実質的にその役割から除外された。多くのイギリスメディアは、それが原因で王室との溝がさらに深くなったと分析している。
さらに、そんな騒動からその4日後の23日、今度はジャマイカに飛んだヘンリー夫妻。同国が誇るレゲエ界のカリスマ歌手、ボブ・マーリーの伝記映画のプレミアにサプライズ登場したのだが、ジャマイカのホルネス首相とレッドカーペットで満面の笑顔で写真撮影に及んだ2人にまたまたわき起こったのが、こんな批判だった。
「実はホルネス首相は君主制を廃止し、英連邦から離脱して共和制へ移行を掲げる急先鋒。見方によっては、そんなホルネス氏とレッドカーペットで笑顔で握手を交わすことは、王子自身が英国からの独立を望む首相を支持していると捉えられる可能性も大きい。その無神経な行動が、イギリスで叩かれる火種になってしまったようです」(同)
ただし、ドレスアップした2人が最前列のVIP席に招かれると思いきや、用意されたのは中列の指定席で、その席に座るように促されると、2人が躊躇するしぐさをみせた後、仕方なさそうにメーガン妃がドレスを両手で持ちながら狭い椅子に座る様子が参加者の動画に捉えられていた。
年初からこの調子なのだから、この夫妻、2024年も大いに話題を振りまきそうだ。
(灯倫太郎)