3月8日の「国際女性デー」は、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に制定されたものだ。その8日、メーガン妃が自身のSNSを更新。《私たちのそばにいる強い女性たちと、夢を持っている女性たちを祝福します》とのコメントを添え、白いTシャツ姿のヘンリー王子が娘のリリベット王女を抱きしめて頭にキスをしている写真を公開した。
だが、ネットフリックスで配信が始まった新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」が酷評に晒される中で発信した写真に、「夫と子供を使ったイメージアップ作戦なのでは?」との辛辣なコメントが相次いでいる。英王室ウォッチャーの話。
「『ウィズ・ラブ、メーガン』の配信が始まったのは4日ですが、翌5日には早くも米ニュースサイト『ページ・シックス』に異母兄妹のトーマス・マークル・ジュニア氏の『幼少期のエピソードは全部デタラメ』といったインタビュー記事が掲載されるなど波紋が広がっています。トーマス氏は58歳で、彼の母親であるドリア・ラグランド氏は料理上手だったようなのですが、メーガン妃は『子どもの頃には誰にも何も料理を作らなかった。料理番組を見て育ち、いつも料理をしていた』と告白。これについて同氏は『事実ではない。まったくのでたらめ』と斬って捨てています」
また番組の中で彼女が、貧しい生活で「食事はハンバーガー店のジャック・イン・ザ・ボックスやタコベルなど、ファストフードを食べて育った」と語ったことについても、真っ向から反論。「私たちは小銭をかき集めるほど貧乏ではなかったし、ハリウッドの多くのレストランでも食事をした。貧しい環境で育ったと、ことさらアピールすることで同情を買おうというのか…。気の毒で、本当に恥ずかしい」と失笑している。
トーマス氏をはじめ、異母兄弟の姉サマンサ氏、さらに彼らの父親であるマークル氏とメーガン妃との間では、数年前から幾度となく訴訟問題が繰り返されているが、今回は配信開始直後の告白なだけに、インパクトも絶大。SNS上では、またもやメーガン妃バッシングが巻き起こる事態となったのだ。
ネットフリックスの番組で思い出すのが、夫婦で王室批判を繰り広げた2022年の同ドキュメンタリーシリーズ「ハリーとメーガン」だが、6日付けの英デーリー・メール紙が、今後、配信番組等で夫妻が王族を公然と非難した場合には制裁を科す可能性を検討している、との記事を掲載。王室関係者の談話として、夫妻からサセックス公爵位を剥奪するためには議会の法案が必要になるが、同様の有害な主張を繰り返した場合、もはや手心を加えることはないだろうとも紹介している。
「ヘンリー王子は回顧録『スペア』で、過去の麻薬使用を告白したことで米国追放は確実、との噂もありましたが、トランプ氏により何とか首の皮が繋がった状態にある。ところが、王子は2月27日にロサンゼルスで開かれた起業家や投資家を対象とした『アップフロントサミット』で、『他者への奉仕が個人的利益のために犠牲にされるとき。権力と支配を優先するあまり、基本的なモラルや共感が放棄されるとき。しかし、今はそれについて話すつもりはありません』と、聞きようによってはまるでトランプ氏批判ともとれる発言をしたことがあった。ホワイトハウス内でも、この発言をそのままにしていてはいけないのでは、という声も多いようですからね。再び鶴の一声で、という事態も絶対にないとは言えない。いずれにせよ、この夫妻は口にチャックが必要だということです(笑)」(同)
怖いもの知らずなのか、あるいは何度やっても学習出来ないのか…。いずれにせよ、この2人のお騒がせぶりは相変わらずのようである。
(灯倫太郎)