ヘンリー王子&メーガン妃の懲りない「コロンビア外遊計画」でテロリストが動き出す指摘

 南米コロンビアと聞いて、多くの人が真っ先にイメージするのが治安の悪さではないだろうか。2000年頃はテロや誘拐、殺人などが多発し、02年には1年間だけで誘拐事件が2800件超も発生していた。さすがに近年は治安の悪化も幾分改善されたと言われるが、それでもアラウカ県やカウカ県西部、ナリーニョ県西部などの地域には、現在も麻薬や武器密輸の拠点が集中。反政府武装組織や武装犯罪組織の活動が活発化し、誘拐家殺人事件が日常的に起こっているのが現状だ。

 ところが、そんな“危険度MAX”であるコロンビアの副大統領、フランシア・マルケス氏から招待を受け、ヘンリー王子とメーガン妃が同国を訪問する予定であると発表。またもや英国では騒動勃発への懸念が広がっている。

 夫妻は今年5月、王室離脱後初めての外国訪問として3日間の日程でナイジェリアを訪問したが、2人を現地で“接待”したのが、実は米国から指名手配を受けていた人物だったことが発覚。さらにはナイジェリア滞在中、メーガン妃が訪問先へ場違いとも思える露出度の高い服装で登場したことで、ナイジェリア大統領夫人から公の場で『私たちは“メットガラ”(年に一度ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッション祭典)をやっているわけではありません』と痛烈に批判される始末。しかも、ナイジェリアで2人は学校や慈善団体を訪れたり軍関係者と会談するなど、その振る舞いが王室が要人に対して行う「ロイヤルツアー」さながらだったことから、英メディアでは、チャールズ国王が激怒した、との記事が噴出していた。

「そんな中での外遊第2弾、コロンビア訪問となるわけですが、現段階で具体的なスケジュールは発表されていません。ただ報道によれば、訪問理由はネットいじめや、オンラインでの搾取、メンタルヘルスについてのディスカッションに参加するためのようです。とはいえ、治安危険度が高いコロンビアは、かねてから英国と米国が渡航を避けるよう勧告してきた国。いくら副大統領に招かれたとはいえ、安全性を考えれば安易にOKの返事ができる国ではないはずです。発表を受け、英国の王室専門家らはこぞって、訪問はヘンリー王子が制作するNetflixでポロに関する番組と、メーガン妃が新たに立ち上げたブランド『アメリカン・リビエラ・オーチャード』のPR、つまり、世界的注目を集めるための『売名行為』であると断言していますが、そう疑われても仕方がないでしょうね」(王室ウォッチャー)

 英メディアの取材に対し、ロンドン警視庁の元王室警護官で安全保障の専門家のサイモン・モーガン氏は、「コロンビアの麻薬カルテルや極左テロリストらが夫妻の訪問中、混乱を起こしコロンビア政府を困惑させようと動く可能性もある」との懸念を示しているが、どこ吹く風の夫妻は、外遊第2弾を心待ちにしていると伝えられる。首都ボゴタを初め、カルタヘナやカリなどの都市を訪れる予定だというが、どうなることやら。

(灯倫太郎)

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