ヘンリー王子夫妻の懲りない外遊で「警護費2.8億円」「サルサで大はしゃぎ」 招いたコロンビア副大統領は袋叩きに!

 本国イギリスの外務省でも「必要不可欠なもの以外は控えるように勧告する」としているコロンビアに出かけ、4日間の日程を満喫した、ヘンリー王子とメーガン妃。

 当初、2人は今年の11月7日、8日の両日にコロンビアの首都ボゴタで開催される「児童への暴力根絶に関する世界閣僚会議」への訪問を予定していたが、急きょ8月15日から4日間の訪問を決行。コロンビアでは22年、グスタボ・ペトロ大統領が就任し、貧困と不平等の撲滅を掲げたものの、側近による相次ぐ不祥事が発覚。しかも長男がマネーロンダリング容疑で逮捕されるという大スキャンダルまで発覚していることから、2人の訪問を一部メディアでは「国民の批判の目をそらすための策略ではないのか」と報道していた。

 ところが、そんな疑問など意に返すことはない夫妻は、招待されるまま予定を繰り上げ訪問。5月のナイジェリア訪問で見せた「ロイヤルツアーさながら」の言動で、またもや地元メディアから痛烈な批判が起こっているという。王室ウォッチャーの話。

「今回2人が訪ねたのは、首都ボゴタのサンタフェ地区にある幼稚園や、北部の都市カルタヘナにある小学校など。そのほかシンポジウムに出演したり、コロンビアの伝統芸能を楽しんだり。地元メディアによれば、2人の警護には3000人の警官と兵士が動員され、タクシーのごとく利用されたヘリコプターや、爆博物捜索犬に爆弾処理班、狙撃に備えて防弾装具をつけた常駐の警備員など、警護に要した費用の総額は150万ポンド(約2.8億円)だとされています。コロンビアは殺人発生率が高く、滞在中にガイド役を務めていたマルケス副大統領も過去に2度命を狙われているほど。とはいえ、コロンビアは国民の3分の1が貧困ラインを下回る生活を強いられているわけですからね。地元メディアでは、国民が貧困にあえぐ中で150万ポンドという大金を使ってまでこの夫婦を招く意味がどこにあったのか、という声が噴出しています」

 ナイジェリア訪問に続き、今回も1日に何度も“お着替え”し、行く先々でスタイリッシュな装いを披露したメーガン妃。北部にあるサン・バシリオ・デ・パレンケを訪問した際には、地元の若者たちに促され2人もダンスに参加。メーガン妃が参加者とペアになってダンスを披露したり、サルサで夫妻抱き合い熱いキスを交わす映像が現地メディア「La Razon.co」などで流された。

「米国に戻った2人は今回のコロンビア訪問を『大成功だった!』と繰り返し、アピールしているようですが、現地の声を伝えた英デイリーメールによれば、『一般コロンビア人は2人はなぜこの国に来たか、そもそも彼らは誰なのか、自分たちに何をしてくれるのかといぶかしがった』と報じています。毎度のこととはいえ、本当にこの夫妻の言動には開いた口塞がりませんよ」(同)

 今回、2人を招待したのはマルケス副大統領で、そのきっかけについてはNetflixのドキュメンタリー番組で観た「夫妻」の姿に感動し「彼女(メーガン妃)を招かなければいけないと思った」という何とも曖昧なもの。それだけに地元メディア「CW Noticias」は「Netflixで見たから招待するなんてバカすぎる。副大統領は自分が有名人の2人に会うことで、腐敗した政府に対する批判や問題から目を逸らさせたかった。そのために税金を使った」と痛烈に非難。野党関係者も、「副大統領が自分の虚栄心のために公金を浪費した。公金が金持ちの白人のために使われた」と批判しているが、夫妻はこんな声をどう聞くのだろうか。

(灯倫太郎)

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