9月5日発売の「週刊文春」にて、逮捕と有罪判決の過去を明かされたお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹を巡り、テレビ番組の対応が分かれている。
テレビ東京は5日、EXITが月曜レギュラーを務めている子供向け番組の「おはスタ」について、EXITの出演見合わせを発表。一方で深夜バラエティ番組の「ゴッドタン」については、9月14日と21日の放送回でEXITの出演シーンを予定通り放送するという。この判断に対して絶賛の声が寄せられているというのだ。
「まず『おはスタ』については、子供向けという番組の性格を鑑みれば、テレ東の判断は至極当然でしょう。一部には《立派に更生した姿を子供に見せるのも教育の一環では?》との声もありますが、同番組は親御さんたちも観ているため、兼近の出演にクレームが入ることも想定できます。それに対して『ゴッドタン』のほうは普段から、ゴールデンタイムにはとても放送できない下ネタや芸人イジリをばんばんと映し出しており、規制の緩かった古き良きバラエティの世界に現代でも挑戦し続ける姿勢が高い評価を得ている。それゆえ『ゴッドタン』がEXITを出演させ続けるのは、番組の性格としてむしろ当然ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
そういった番組内容に加えて、ゴッドタンにはEXITを使い続ける確固たる理由があるというのだ。テレビ誌ライターが続ける。
「いまや『ゴッドタン』は芸能界の梁山泊的な存在となっており、お笑いコンビの三四郎や朝日奈央、眉村ちあきなど、ここでブレイクのきっかけをつかんだタレントは枚挙に暇がない。そしてEXITも18年7月7日に放送された『この若手知ってんのか』企画にて“今のバラエティで売れそうな若手芸人ランキング”の1位に選ばれ、一気に注目度を高めました。その後もゴッドタンは折に触れてEXITを起用し続け、彼らの秘めたポテンシャルを引き出すことに成功。現在のブレイクに繋がっています。その『ゴッドタン』は番組に貢献したタレントを末永く使い続けるスタイルでも知られており、今回もEXITの出演をいち早く発表したことで、そのブレない姿勢に賞賛が集まっています」
同番組の名物プロデューサーとして知られるテレビ東京の佐久間宣行氏は、週刊文春が発売された同日の5日に、ツイッターにてEXITの出演を明言。「オススメの回だと思います。絶対見て欲しいです。前後編」と踏み込んだコメントを綴っていた。このツイートに寄せられた《ありがとうございます!》《さすがです》といった数々のリプに、視聴者のEXITへの熱い思いが詰まっているのではないか。