広域強盗事件の指示役と過去に接点があったことで、世間の注目を集めているEXITの兼近大樹。売れっ子芸人だけに、その扱いについて周囲の反応はさまざま。トークショーのライブ配信が中止になったり、CMキャラクターを務める商品のWEB動画が非公開になったりする一方、テレビには出続けている。
そんな兼近が2月7日の「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」(フジテレビ系)に出演し、微妙な発言をしたことで世間をざわつかせている。
この日、兼近や博多華丸の大吉、千鳥らが行ったのは「スパイ7分の1」。7人がさまざまなゲームをするなかで、スパイが誰なのか見破る企画。スパイになった人物はスパイであることを隠しながら、ゲームの邪魔をする難しい役回りを課せられる。
スパイが決定する前、EXITのりんたろー。は人をだます演技力があるのか問われると、「僕は月9出てるんで。全員あざむきますよ。マジで」と自信をのぞかせる。続いて兼近が意気込みを聞かれると、「演技はあれですけど、人狼ゲームとかやったことあるんで、このメンバーなら出し抜けるのかな」と話した。
強盗事件指示役が日本に強制送還されるというデリケートな時期に、兼近の発言はネットを騒がせた。「出し抜けるはマズイんじゃないの」「もう少しタイミングを考えようよ」と兼近を諭す声が上がっている。
「兼近は過去に窃盗で逮捕され不起訴になっていますが、同時に逮捕されたのが今回の特殊詐欺グループの指示役だとされています。そんな折に放送された『出し抜ける』発言ですから、意味深に受け取った視聴者もいたのでは？」(芸能記者)
兼近は本当に出し抜くことができたのか。テレビ誌ライターは、
「兼近はスパイではなかったので、人をだます必要はありませんでした。ただ、疑われた時の反応を見ると、とても『出し抜ける』ような人間とは思えませんでした。むしろ隠し事のできない素直な性格であることを感じさせました」
こんなデリケートな時期に微妙な発言をしてしまったのも、その素直さゆえなのかもしれない。
