EXIT兼近の「逮捕歴」発覚で試されるテレビ局の対応

 チャラ男キャラでブレイク中のお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹に、衝撃的な過去が発覚した。9月5日発売の「週刊文春」にて、20歳の時に罰金10万円の有罪判決を受けていたことが明かされたもの。

 地元の札幌でバーの店長を務めていた兼近は、女子高生にいかがわしい行為をさせた斡旋行為により逮捕されていたという。この報道を受けてEXITが所属する吉本興業は、当時兼近は未成年で、かつ芸能活動を始める前の事実であり、プライバシー権と名誉権を侵害するとして同誌を発行する文藝春秋社に抗議している。

 そこで気になるのは、兼近の今後の処遇だ。
 
「事件はNSC入学前のことで、しかも兼近は吉本に対して逮捕の事実を報告しており、吉本もこれを認めていることから、吉本は兼近を守りこそすれ、今回の記事を理由に謹慎などの処分を下すことはないはず。それより対応が難しいのはEXITを起用してきたテレビ局の方でしょう」(芸能記者)

 テレビ局として最も簡単な対応は、EXITの起用をやめること。だが、それも批判を浴びかねないと芸能記者が続ける。

「いきなり番組出演がなくなれば、罪を償ったはずの兼近にテレビ局が私的な制裁を加えるかたちとなり、“更生”の否定にも繋がりかねません。しかもテレビ業界ではこれまでも、薬物事件などから復帰した芸能人を使い続けてきましたからね。女子高生の斡旋という悪いイメージの中、テレビ局が今後EXITを使い続けるかどうか判断を迫られるところでしょう」

 ファンの声は「女の子をあっせんとか無理」という否定派と、「昔は昔、今は今」という擁護派に分かれているようだ。そのどちらの声が大きいのかで、兼近の将来は変わってくるのかもしれない。

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