「不適切すぎる!」EXIT兼近、続発する「クマ被害」への“小ボケコメント”が物議

 お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(32)が5月24日、レギュラー出演している情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演。番組内での一部コメントに視聴者から「不適切では?」という意見が噴出した。

 この日の放送では、北海道を中心に被害が相次いでいるクマの出没について特集。番組は猟師歴50年以上のベテランで農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーを務める男性を取材した。

 男性は24年前にヒグマに襲われ、左目を失明している。その自身の経験から「クマは人間の目を狙ってくるんですよ。(まず)目にきちゃう。そして頭をかじるからね」と取材に答えた。

 東北・北海道の各地ではクマが人を襲撃する事件が多発しており、そのいずれもが男性の分析通り、頭部を狙われている。今月14日には北海道北部の朱鞠内湖湖畔で54歳の男性がクマに襲われ、遺体となって発見された痛ましい事件も起きたばかりだ。

 年々個体数が増加している事や、現在繁殖の時期を迎えていることなど、住宅街などでもクマが目撃される要因を番組では紹介した。

 VTRからスタジオに切り替わり、番組MCの谷原章介は北海道出身である兼近に「兼近さんは札幌出身ですけども、札幌ってクマよく出るんですか?」と質問。これに兼近は“チャラ男”の芸風らしく冗談を交えながらこう答えた。

「昔からなんかすげぇ言われてたなっていう…『どこどこに出たぞ』とか、すすきのの近くにも、『中心街のすぐそこに出たぞ』とか。そういうクマが出たら毎回盛り上がってたイメージはあるんですけど、こんなに増えてるんだっていうのは知らなかったんで。そろそろねぇ、『森のくまさん』も逆に『街のお嬢さん』ていうか、クマさん側の視点の歌も作った方がいいかもしれないですね」

 兼近の小ボケコメントに、スタジオにはまばらな笑いが。谷原はこのボケをスルーし、質問を続けるという一幕があった。これに視聴者からは《兼近さん、今はふざけたコメントをするタイミングではないよ》《死者も出ているのに不適切すぎる》《クマ被害で困ってるのにコメントでボケちゃダメでしょ》など、指摘の声が相次いだ。

 気の利いたボケで場を和ませたかったのだろうが、余計な批判を招いてしまったようだ。

(浜野ふみ)

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