M3搭載「iMac」に27インチ投入なしも…外部ディスプレイ購入は待った方がいい理由

 最新プロセッサ「M3」を搭載した新型「iMac」の発売が7日から開始された。Appleのストアページを見ると販売されているのは24インチモデルのみで、27インチモデルがラインナップされないことにヤキモキするiMacユーザーも少なくないようだが、どうやら公式の見解として27インチモデルが復活することはないようだ。

「10月31日に開催されたイベント『Scary Fast』で約2年半ぶりの新型が発表されたiMacですが、前回と同様に27インチモデルは用意されないことが判明しました。米ニュースサイト『The Verge』がAppleの広報担当者Starlayne Meza氏にインタビューしたところ、同氏はiMacの27インチモデルを待ち望み続けている人に対して、27インチ外部ディスプレイ『Studio Display』に『Mac Studio』や『Mac mini』を組み合わせて使うことを奨励したといいます。これは、実質的に今後しばらくはiMacに27インチモデルが登場しないことを意味しています」(ITライター)

 iMacでは2009年の後期から27インチモデルが用意されるようになり、20年までラインナップされていた。しかし、21年に発売されたApple独自のプロセッサを採用したシリコンベースになってからは24インチモデルのみの発売となっている。そのため、27インチを愛用していたユーザーは最新技術を搭載した大型モデルの登場を心待ちにしていた人も少なくないのだが…。

「27インチiMacが復活しないことが確定したということで、落胆した方も多いと思いますが、まだStudio DisplayやMac miniを購入するのは待った方がいいかもしれません。というのも、米メディア『Bloomberg』のMark Gurman記者によると、来年の後半から再来年までに32インチという過去最大級のiMacが発売される可能性があるというのです。Apple関連の著名アナリストであるミンチー・クオ氏も同様の予測をしていますので、iMacは大画面に限るという方はもう少し我慢した方がいいかもしれません」(同)

 仮に32インチディスプレイを搭載したiMacが出るとすれば、価格は一体いくらになるのだろうか…。

(小林洋三)

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