Appleは17日、USB Type-Cに対応した新しい「Apple Pencil」を発表した。「筆圧感知」など一部機能が排除されており、“最も手に入れやすい”モデルだと紹介されているが、ネット上では《その値段で本当に合ってる?》と価格設定に対して疑問の声が相次いでいる。
「新しいApple PencilはUSB-Cポートを持つすべてのiPadで使用可能となっていて、ピクセルレベルの精密さや低レイテンシー、傾きを感知するセンサーといった従来品と同じ機能を備えています。しかし、その一方で筆圧感知や第2世代には搭載されているワイヤレスでのペアリングや充電、ダブルタップでのツール切り替えといった機能はなくなっており、その分お求めやすい価格になっているというのですが…」(ITライター)
第1世代の1万4880円、第2世代の1万9880円に対して新しいUSB-Cモデルは1万2880円と確かに最も安価になってはいるが、それと引き換えに筆圧感知を失ったショックは大きかったようで、X(旧Twitte)では「筆圧感知」がトレンド入りするほど話題になっている。
「筆圧感知がないということは、ちゃんとイラストを描きたいという人には向かなくなるので、基本的には勉強やゲーム、メモなどに使用することが想定されます。そうなると、サードパーティ製のスタイラスペンで十分というシーンも多くなりそうですし、サードパーティ製なら2000〜3000円程度で手に入るので、1万2880円はさすがに高いという印象を受けるのは間違いないですね。Appleはディスプレイを掃除するためだけの布を1980円で販売したりと最近は特に高級志向になっている感が否めません。それでも売れるんでしょうが、Apple信者以外からはそっぽを向かれることになりかねません」(同)
Appleの強気な姿勢はいつまでつづくのだろうか。
(小林洋三)