牛丼チェーン大手「吉野家」は10月2日から牛丼や豚丼など主力商品を値上げした。牛丼並盛は3年連続の値上げとなり、この3年で74円値上がりしたことになるが、ネット上では《どうせ値上げするのなら…》と、ある点の改善を求める声が多くあがっている。
「値上げされるのは『牛丼並盛』と『丼小盛(牛丼/牛カルビ丼/豚丼)』『丼並盛・大盛・特盛・超特盛(牛丼/牛カルビ丼/豚丼)定食』の3つで、牛丼並盛の店内飲食価格は税込448円から468円になり、丼小盛(牛丼/牛カルビ丼/豚丼)は各本体(税抜)価格が8円値上げされ、丼並盛・大盛・特盛・超特盛(牛丼/牛カルビ丼/豚丼)定食は各本体価格が18円値上げされます。吉野家は、昨今の原材料価格高騰や物流費、人件費の上昇の影響を受け、自社努力だけでは現在の価格を維持することが困難になったと値上げの理由を説明しています」(フリーライター)
吉野家の値上げに対しては、様々なものの値段が高騰しているだけにネット上にも理解を示す声も少なくない。しかし、その一方で《値上げしても肉の量は減らさないで》や《店や店員によって盛り付けが変わるのはどうにかして》など量を統一してほしいといった声も少なくない。
「ここ数年、吉野家に対しては牛丼の肉の量についてネット上で不満の声が多く上がっており、Webサイト『食楽Web』では、吉野家の牛丼の肉の量を検証する企画が取り上げられています。同サイトが店内飲食とテイクアウトの商品を複数調査したところ、並盛と大盛、さらに特盛でも肉の量はほぼ変わらず、肉よりも玉ねぎの量が大幅に増えていることなどが報告されています。こうした背景もあって、どうせ値上げするのであれば肉の量などを明らかにして、店舗によってブレがないようにしてほしいと考える人も多いようです」(フードジャーナリスト)
大盛りにしても増えるのは玉ねぎだけというようなことはないようにしていただきたい。
(小林洋三)