9月末の申請期限まで1カ月を切った「マイナポイント」だが、総務省によるとポイントを受け取れる9299万のうち23%にあたる2155万人が未申請であることが分かった。マイナンバーカードを作ったままでポイントの申請を忘れていたという人も少なくないと思うが、今から申請をするにはどうすればいいのだろうか?
「期限が迫っているのは、2023年2月末までにマイナンバーカードを申請した人が対象のマイナポイント事業の第2弾で、カードを新規取得したことで最大5000円分、健康保険証としての利用申込で7500円分、公金受取口座の登録完了で7500円分の合計で最大2万円分のポイントがもらえるのです。同事業はマイナンバーカードの普及を促進するのもので、2万円を目当てにカードを取得したという人も多いのではないでしょうか」(情報誌ライター)
しかし、ポイントを受け取れる約5人に1人が未だ申請をしていないのが現状だ。松本剛明総務相は記者会見で、決済サービス事業者によっては9月末よりも早く申請が終了してしまうところもあると説明し、なるべく早く申請を行うように求めた。ポイント申請期限は今年の5月末から延長されたが、制度上の都合でこれ以上の延長はない。今から申請するためにはどうすればいいのだろうか?
「申請の方法としては、スマホやパソコンなど自身の端末で申し込む方法と、全国各地に約7万箇所に設置されている支援端末で申し込む方法の2つがありますが、基本的には申請の仕方はどちらも同じなので自宅で簡単にできるスマホでの申請がおすすめです。スマホで申請する場合は、マイナポイントアプリをダウンロードして起動し、マイナンバーカードを受け取った際に設定した4桁の暗証番号を入力。マイナンバーカードをスマホで読み取って、マイナポイントをもらう決済サービスを選択して、あとは申し込み情報を入力するだけで大丈夫。たぶん、皆さんが思っているよりも簡単なので、なるべく早めに申請することをおすすめします」(前出・情報誌ライター)
期限直前になればなるほど専用サイトが繋がりにくくなったり、支援端末が混雑することが予想されるので、思い立ったらすぐに申請してしまおう。
(小林洋三)