2月28日に最大2万円分のポイントがもらえる「マイナポイント第2弾」のカード取得期限を迎えたが、最終日にはオンラインや窓口で駆け込み申請が殺到したことで、オンラインや窓口での申請が実質1日延長されることとなった。これまでカード取得期限はたびたび延長されてきたため、ネット上では《政府は救済措置を発動させすぎ》といった声も見られる。
「昨年の1月1日からスタートしたマイナポイント第2弾は、当初9月末までにカードを取得した人に付与される予定でしたが、その後12月末、2023年2月末と度々期限が延長されていました。そのため、《どうせまた延長されるだろう》とたかをくくっていた人も多かったのではないでしょうか。しかし、河野太郎デジタル相が2月24日の記者会見で『これ以上、期限を延長する予定はない』と発言したことで申請者が殺到。東京都や神奈川県内の窓口では4時間待ちとなるところもあったのです」(社会部記者)
取得期限当日にはオンラインサイトでも申請を希望するアクセスが殺到し、待機ページには80分以上の待ち時間が表示される状態になっていた。これを受けて、急遽オンラインサイトでは「3月1日中に申請を完了していただければ、マイナポイントの申請対象となります」と実質期限が1日延長される措置が取られると、総務省は窓口での受付も3月1日まで延長することを発表したのだった。
「これで取得期限の延長は3度目となることから、今回の措置には批判的な意見も少なくありません。しかし、松本剛明総務相によると2月26日までの5日間で申請件数は250万以上あったといい、総申請件数は9000万件を超えて人口の72.2%に達したといいますから、マイナカードの『ほぼ全国民』への普及を目指す政府としては希望者がいるのであれば、どれだけでも延長したいのがホンネ。またもや延長ということもあるかもしれません」(経済ジャーナリスト)
マイナポイント事業も「第3弾」があるかも?
(小林洋三)