巨人・エース菅野の「ポスティング移籍」(1)数多くの球団関係者が証言

 セの首位をがっちりキープして独走する巨人だが、真夏の正念場を迎えて猛追にあっている。この急場に、水面下で衝撃のニュースが聞こえてきた。なんと、異例となるエースの放出が進行しているというのだ。

 今季こそは歓喜の美酒に酔いしれるはずだ。そう思い込んでいる世のG党はきっと多いだろう。実際、後半戦スタート直前の時点で巨人と2位・DeNAとのゲーム差は10.5もあった。

 ところが、そのわずか12日後の7月27日には、両軍の差は3.5ゲームまで接近。これだけの短期間で7ゲームも縮んでしまった事実を考えれば、さすがに現場を預かる原辰徳監督(61)としてもノンビリと構えてはいられない。この先もリーグ優勝が確定するまで、気の抜けない試練の戦いが続くことになりそうだ。

 しかし本当の意味で巨人に「試練」が訪れるのは、今季ではなく来季となりそうな気配なのである。それというのも、絶対エース・菅野智之(29)に関する、近い将来の話が球界内でまことしやかにささやかれ始めているからだ。

 事情を知る巨人の球団関係者は「あくまでも個人的見解として」と前置きしながら、重い口を開いた。

「菅野は20年オフ、メジャーへ行くことになると思います。彼も巨人でいろいろと窮屈なしがらみを感じているでしょうが、最終的に球団はこれまでの慣例を破って、エースの意思を尊重してくれるはずです」

 驚くことに、このような見解を述べる球団関係者、巨人の内情に詳しい有識者が数多くいるのも事実なのだ。

 菅野がMLB行きを熱望しているのは、広く知られた話。きっかけとなったのは、17年3月の第4回WBCだ。大会準決勝では侍ジャパンのエースとして米国代表を相手に先発マウンドに立ち、文字どおりの「快投乱麻」。メジャーの主力どころを6回2安打1失点に抑え込んだ。

 米国代表チームのリーランド監督からは「菅野はビッグリーグ(MLB)のピッチャーだ。とても感銘を受けた」と大絶賛され、米スポーツ専門局「ESPN」など複数の主要現地メディアからも「ネクスト・ジャパニーズ(次の日本人)」としてMLB入りのラブコールを送られたほどである。この大会をきっかけにMLBの中での菅野株は急騰。その後、菅野自身も「絶対的な力をつけて文句なしで行けるように」と将来的なMLB挑戦を明言したことで、それは既定路線となっていた─。

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