ワールドカップで躍動した若きサムライブルーに対し、ヨーロッパ屈指の名門クラブが熱視線を向けている。
カタールW杯で日本代表を牽引する活躍を見せ、スペイン紙「Marca」が選出するグループステージのベストイレブンにも選ばれたMF堂安律。まだ24歳と若く、キレのあるドリブルと大胆な左足のシュートが魅力の彼だが、早くもイングランドのアーセナルや、イタリアのユベントスといった名門クラブが獲得に関心を抱いているという。
堂安は2017年に古巣・ガンバ大阪を離れ、オランダのフローニンゲンへ加入。リーグ初戦から先発を果たす快調なスタートを切ると、強豪PSV、ドイツ・ビーレフェルトと徐々にステップアップを遂げ、今年7月にフライブルクへ移籍。
まだ新天地に加入してから5カ月ほどしか経過していないが、イタリアのスポーツメディア「Calciodangolo」は、同国No.1のメガクラブ・ユベントスが契約に動く可能性があると指摘。さらに、イギリスのサッカー専門サイト「Football365」は、こちらも名門アーセナルを含めた英国の5クラブが堂安の動向を注視していると報じたのだ。
「他にも、イタリアメディア『Calciomercato』はカタールW杯で際立った存在感を見せた24歳の日本人プレイヤーに関し、『日出づる国から、ワールドクラスのスターがイタリアのトップチームにやってくる』との見出しで大々的に報道。かつて本田圭佑が10番を背負っていたことでも知られるACミランが獲得に動いていると伝えました。アーセナル、ユベントス、ミランと、いずれも欧州最高峰の舞台、チャンピオンズリーグ出場の常連とあって、堂安には魅力的なオファーといえるのではないでしょうか」(スポーツライター)
時に“ビッグマウス“などと揶揄されることもあった堂安だが、今大会でその実力を証明してみせた。代表での躍進に続き、2023年はクラブでもその才能を発揮してくれることを祈りたい。
(木村慎吾)