カリスマ馬券師・亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」<血統的にはプロディガルサン本命>

 今年の日本ダービーは、ホームページで公開している予想で◎が2着のダノンキングリー、▲が勝ち馬のロジャーバローズ、3着が4番手のヴェロックス。日本でも馬券が発売されたケンタッキーダービーは、14番人気で勝ったカントリーハウスを本命にしました。

 日本ダービーもダノンキングリーが勝ってくれれば、日米のダービーで勝ち馬を連続で本命にできたのに‥‥。あるいは、ロジャーバローズを本命にして、日米ダービーが大穴で勝った歴史的な年をしとめられたかなーと、少々の悔いは残りますが、欲張ってはいけませんね(笑)。

「血統を通じて馬券を買うことの楽しさ」というのを、多くの方に堪能いただけたのは、喜ばしいかぎりです。

 さて、今年の日本ダービーは、東京芝が米国血統、中でもストームキャット系が強いこと、他にはダンチヒの血も強いことが血統ポイントでした。

 日本ダービーの勝ち馬ロジャーバローズ、2着のダノンキングリー、そして前週の同コースで行われたGⅠオークスの勝ち馬ラヴズオンリーユー、2着のカレンブーケドールは、全てディープインパクト産駒です。そして母父は「米国型ノーザンダンサー系か、ダンチヒ系」でした。

 ディープインパクトに速いノーザンダンサーを加えた馬が、圧倒的に有利だったのです。

 そして、今週末に行われるエプソムCも「米国型ノーザンダンサー系、ダンチヒ系」を持つ馬が走りやすいレースでもあります。

 18年1着サトノアーサーは、母父がダンチヒ系。17年1着のダッシングブレイズも父が米国型ノーザンダンサー系。16年の勝ち馬ルージュバックも、母父が米国型ノーザンダンサー系で、2着フルーキーも父がダンチヒ系です。

 今の馬場もダンチヒ、米国型ノーザンダンサー系が優勢ですから、今年も注目の血統です。

 なお、亀谷ホームページの「スマート出馬表」(無料)を見れば、ダンチヒ、米国型ノーザンダンサー系を持つ馬はチェックできますので、ご参照ください。

 今年出走予定のプロディガルサンは、父がディープインパクト。母父が米国型ノーザンダンサー系のストームキャットで、妹は先日のオークスを勝ったラヴズオンリーユーです。血統だけを見れば、グリグリの本命ですよねー。

亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。

スポーツ