放送事故!?「RIZIN」に最悪のタイミングでCMが入ったワケ

 6月2日に生中継された格闘技イベント「RIZIN.16」(フジテレビ系)のメインカード「那須川天心VSマーティン・ブランコ戦」にて、那須川がダウンを奪った決定的な場面にCMが入るというアクシデントが起こった。

「試合中、ブランコが右目の上の上から出血しドクターチェックで試合が中断した際、フジは約1分間のCMを挿入。しかしそのCM中に試合は再開しており、CMが明けて中継に戻った時にはすでに那須川選手が相手をダウンさせている状況でした。これには視聴者から『スポーツ中継史上、最低の放送事故だ』と苦情が殺到し、ネットが大炎上。試合後に会見を行った榊原信行CEOによると、過去の例からみてドクターチェックなどは1~2分かかることから、予めCMに入ると決め事を定めていたと説明しました」(スポーツライター)

 しかしこの釈明に対し、視聴者からは《1回目のドクターチェックはすぐ終わるでしょ》《その決め事はおかしい》といった批判のほか、《ミスをしたフジを庇っているのでは?》という憶測まで飛び交う事態となっている。
 
 というのも、フジテレビの「RIZIN」中継では、過去にも視聴者から猛批判されたことがあったからだ。

「フジが格闘技ファンの反感を買ったのは今回だけではありません。15年に放送された才賀紀左衛門選手の試合では、妻のあびる優がひたすら絶叫する姿を映し、『うるさすぎる』と批判が殺到。また昨年は、煽りVTR中にワイプで芸人に解説させ、ナレーションに声を被せるなど、度々バラエティ的な演出を取り入れ、批判されてきました。そのため視聴者からは、中継スタッフの技術力に対し疑問の声が多くあがっています」(前出・スポーツライター)

 今回の大失態は、スポンサーの印象も下げており、ただのミスでは済まされないかもしれない。

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