東京ディズニーランド・ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは、12月14日から両パークで販売するお菓子や食品類のグッズを当面のあいだ東京「ディズニーリゾート・アプリ」でのみ購入できるように変更すると発表したが、これにディズニーファンから不満の声が相次いでいる。
「ランドとシーの両パークでは、10日からパーク内の店舗数や購入数を限定してお菓子や食品類を販売していましたが、来園者の想定以上の需要に商品の準備が間に合わなかったことから、14日以降はパーク入園者のみアプリを使用して1名につき1商品までという厳しい制限を設けることになったといいます。なお、この制限にともない商品の無料配送は1万円以上の購入から5000円以上の購入に引き下げられています」(情報誌ライター)
ここまで商品が品薄状態になったのは、緊急事態宣言の解除以降、段階的に入園者数を引き上げたことで遠方からの来園者のまとめ買いが増。さらにフリマアプリなどで転売する目的で購入する転売ヤーの存在や、コロナ禍で世界的に物流の混乱が深刻化していることも影響していると見られている。
「お菓子や食品類のグッズ販売をアプリのみに限定するという対応について、ディズニーファンからは《ディズニーでおじいちゃんとおばあちゃんがデートするCMが素敵だったけど、最近は何でもアプリ、アプリでスマホを使いこなせない層は楽しめなくなってしまった》《またアプリ? チケット購入するためにスマホとにらめっこして、入園してもファストパス取るためにスマホとにらめっこで、これからはグッズまで…。夢の国の景色をちっとも楽しめない》《転売ヤー対策のせいで本当のファンもグッズを全然買えないという…。遠方からようやくチケット取れて遊びに来た人がかわいそう》など不満の声が漏れています」(前出・情報誌ライター)
コロナ対策で今は非接触のアプリを使用したサービスが増えるなど仕方のない面もあるが、ファンからすると夢の国の中ではあまりスマホ(現実)を見たくないという思いもあるかもしれない。
(小林洋三)