ベビー服ブランド「ファミリア」とドイツの織物ブランド「フェイラー」のコラボ商品第2弾「ハイジアップルフォレスト」が8月7日に発売され、早くも「転売ヤー」の餌食になっている。
株式会社フェイラーは公式サイトで、「お一人様各1点までのご購入とさせていただきます」「転売目的でのご購入は固くお断りさせていただきます」と注意喚起している。さらに「この商品は、メルカリなどでの出品価格が一時的に急騰する可能性があります」とし、「購入をご検討中のお客さまにおかれましては、商品金額や内容を今一度ご確認いただくなど、発売後は冷静な行動をお取りいただきますよう、お願い申し上げます」と呼びかけているが、どうやら転売ヤーには馬耳東風だったようだ。
転売ヤーの餌食になっている「ハイジアップルフォレスト」とは、一体どのような商品なのだろうか。
「ファミリアは、『子供服といえばファミリア』と呼ばれる日本の人気メーカー。洗濯してもよれない丈夫な品質がママさんたちに好評です。一方の『フェイラー』は、ドイツの伝統工芸織物シュニール織のライフスタイルブランドで、今回のコラボでは、8月12日の『ハイジの日』を記念して、クマや林檎のアートを落とし込んだ限定デザインの商品が発売され、ファンからは『絶対に入手したい』という声が上がっていました」（ライフスタイル誌編集者）
商品はLINEによる事前抽選販売となっており、発売日当日の販売はないため、店頭での混乱は見られなかったが、当初から転売目的で申し込んだ人もいたようで、メルカリには発売直後から続々と商品が出品されている。しかもその価格のエグいこと！ 定価2970円のハンカチは3倍の9000円、2万900円のレッスンバッグは、なんと5万程で出品されているのだ。
10月には再販が予定されているとはいえ、子供のためにどうしても手に入れたかった人にしてみれば、高額転売はハラワタが煮えくりかえる思いだろう。
転売の舞台になっているメルカリは8月2日、公式サイトに「ファミリア×フェイラーコラボレーション第2弾商品について」という文章をアップ。出品価格が一時的に急騰する可能性があるとし、「出品や購入をご検討中のお客さまにおかれましては、商品金額や内容を今一度ご確認いただくなど、発売後は冷静な行動をお取りいただきますよう、お願い申し上げます」と呼びかけている。
今後はあまりにも不当な値付けがされている商品は、削除などの対応がとられるはずだ。今すぐ手に入れたいという気持はわからなくはないが、転売品を購入することは控えたい。
（ケン高田）
