会社員に人気の副業「コストコ再販」、気になる月収を聞いてみた

 低価格で庶民に大人気のコストコ。しかし、大きなネックとなっているのが4840円の年会費(※ゴールドスター会員の場合)。また、食品には1パックあたりの量が数が多すぎる商品もあり、夫婦のみや親子3人などの世帯では食べきれないといった声もよく聞く。

 そうした中、最近ではコストコの商品を販売するスーパーなどをよく見かける。なかにはそれに特化した再販専門店も増えており、首都圏で展開する「ストックマート」や「イーコスト」などは有名だ。

 ただしその一方で、個人でコストコの再販を行う者も。実は、お手軽な副業として注目を集めており、「普通に転売するだけでそれなりの利益を確保できます」と語るのはコストコ転売ヤー歴2年の30代会社員Kさんだ。

「店頭での売れ筋商品を中心に食品や日用品、雑貨、衣類などを問わずメルカリに出品しています。で、ここがポイントなのですが実際に商品を仕入れるのは購入者が手を挙げてから。販売終了や品切れになっていないか常に確認しておく必要はありますが、基本的に仕事終わりに立ち寄って在庫確認や仕入れを行っているので手間はそこまでかかりません。なにより在庫を抱えなくて済むため、そのメリットのほうが大きいですね」

 ちなみに出品時の設定価格は、再販専門店と同程度で、コストコ店頭価格の2〜3割増し。それでも飛ぶように売れているそうだ。

「商品の多くは1000円〜2000円台と薄利多売ですが、調べれば自宅や職場の近くに宅配業者の営業所や配送センターがありますし、そこまで面倒ではないですよ。1個あたりの利益は数百円でも月に50個100個と売りさばけばまとまった額になりますから。また、ネットを使えない高齢者グループにも伝手があって食品を小分けしたり、複数の商品とセットにしたものなども売っています。全部合わせた利益は月5万円前後ですけど、小遣い稼ぎとしては悪くないと思ってます」(Kさん)

 コストコ自体は卸売のため、購入した商品を再販・転売する行為自体は違法ではない。大きな儲けを出すのは難しそうだが、小遣い稼ぎ程度にやってみるのはアリなのかも。

マネー