闇が深すぎる…メルカリに出品される超高額「ウイスキーの空き瓶」の用途

 あらゆる商品が販売されているフリマアプリ「メルカリ」。中には「なぜこんなものが?」という怪しげな商品も少なくない。

 中でも以前から「定番商品」として出品されているのは、ウイスキーや純米酒、シャンパンなどの「空き瓶」だ。現在出品されている商品をみてみると、サントリーの高級ウイスキー「山崎」「白州」の4本セットが9980円で販売されている。他にもサントリー「響17年」の空き瓶と空箱に30万円のプライスタグを付けている出品者がいるから驚きだ。
 
 そもそも中身の入っていないただの空き瓶に、なぜそのような高値が付けられているのか。

「メルカリの“酒転売の闇”といえば、“空き瓶売買”でしょうね。商品説明には『観賞用、インテリアにどうぞ』などと書かれていますが、実際のそのような用途で何十万もだして購入する人がどれだけいるでしょうか。金に糸目をつけないコレクターがいるのかもしれませんが、中にクラブやスナックなどで安酒を詰め替えて出すために使われているケースもあると思います。サントリー『響17年』は、原酒を熟成させる期間が必要なため、2018年9月以降販売を休止しており、市場では“お宝”扱いされています。悪質な店で、高い金を払って本物と信じて飲んでいる客がいると思うと、いたたまれません」(週刊誌ライター)

 またメルカリでは他にもなぜか小さく折りたたまれた「アルミホイル」や、使いかけの箱入りアルミホイルが実勢価格の数十倍の高値で売られている。商品説明には「ポカポカと温かくなり、体が軽くなる」などと記載されているが、どうやら「電磁波攻撃」などの陰謀論に絡んだ被害防止対策商品として出品されているようだ。

 メルカリでは出品物について、外部有識者とともに策定した「マーケットプレイスの基本原則」を公開しており、「安全であること」「信頼できること」「人道的であること」などを原則としている。

 本来の使用用途とはかけ離れた商品に手を出すのは、やめた方がよさそうだ。

(ケン高田)

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