1998年に公開され、今もなおカルト的人気を誇る大友克洋監督のアニメ映画「AKIRA」が、”東京オリンピックの延期”や”新型コロナウイルスの蔓延”を予言していたのではないかと、ツイッター上で大きな話題となっている。
「アニメ映画版の『AKIRA』には2020年開催の『東京オリンピック開催迄あと147日』という看板が登場しており、東京五輪の開催が決定した際にはすでに『AKIRA』が予言していたと指摘されていたのですが、その看板の下には『中止だ中止』という落書きの文字が見られ、これが現実の東京五輪の中止、もしくは延期を示唆していたのではないかと、今改めて話題になっているのです」(ITジャーナリスト)
ちなみに、現実の世界で東京五輪開催まで“あと147日”は2月28日にあたる。この日はWHOが新型コロナによる肺炎の地域別危険性評価で、世界全体を「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げたまさにその日だけに、予言めいたものを感じるのも当然の話。
「また漫画版の『AKIRA』には新聞の一部分が描かれているシーンがあるのだが、そこには『WHO、伝染病対策を非難』という見出しがあり、これが新型コロナウイルスを指しているのではないかという意見もあります。なお、実際にWHOは3月2日にダイヤモンド・プリンセス号での新型コロナ集団感染を受け、日本に対して『最も懸念している』と非難に近い態度を取ったこともありました。さらには、漫画版の中には『前総理の行った税制改革の歴史的失敗である』というセリフも出てくるのですが、これが安倍首相がおこなった消費増税のことではないかという意見もあるのです。映画版や漫画版を探せば、今のこの状況を予言しているシーンがさらに見つかるかもしれません」(ネットライター)
「AKIRA」の世界のように東京が崩壊しなければいいが…。
(小林洋三)