米グーグルは5月16日、2年以上放置されたままで使用されていないアカウントを削除すると発表した。
「削除されるのは2年以上ログインされていない個人用のアカウントで、一部の例外を除き今年12月1日から削除を進めていとくといいます。アカウントが削除されると、Gmailなどに保管されているデータもすべて消えてしまうので、何らかの形で保存するか、サインインしておく必要があります」(メディアライター)
先日、ツイッターもハンドル名を開放するため休眠アカウントの削除を開始したばかりだが、Googleがアカウント削除するのはセキュリティが原因だという。作成されてから長年使われていないアカウントはパスワードを再利用したものも多く、また2段階認証も設定されていない脆弱なものがほとんどで、乗っ取りやスパムなど悪用される危険性があるからだという。
ただ、休眠アカウントの削除によってYouTuberは少し困ってしまうことになるかもしれない。
「特に古参YouTuberは、登録者の中に登録したまま長年放置されたアカウントも少なくないと見られ、12月1日以降に登録者数が激減する可能性があります。また、本来は禁止されていますが、お金で登録者を買っているYouTuberは実際には稼働していないアカウントも多く含まれているため、突如としてごっそり登録者がいなくなるという事態が発生するかもしれません」(前出・メディアライター)
YouTuberはご注意を。
(小林洋三)